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MDGsサミットで朴吉淵外務次官 平和的環境の整備が優先


 朝鮮代表団団長の朴吉淵外務次官は21日、ミレニアム開発目標(MDGs)に関する首脳会議(サミット)で、朝鮮民主主義人民共和国はこれらも自主、平和、親善の対外政策の理念に沿って平和で繁栄する新しい世界を建設し、MDGs達成のための国際社会の努力に寄与するであろうと強調した。

 朴吉淵外務次官は、MDGsが絶えず連なる深刻な挑戦に直面している点を列挙した。

 外務次官は、MDGsを達成するためには何よりもまず、平和的な環境を整え、不合理な世界経済構造を是正して開発のための持続的な環境をもたらさなければならないと述べた。

 また、MDGsを達成するうえで国連の責任と役割を高めることが重要であると述べ、国連は発展途上国の開発努力に否定的な影響を及ぼす国際経済構造の不合理な要素を至急是正するとともに、MDGsの履行に有利な国際的な環境と条件を整えるための対策を強く講じるべきであると強調した。

 外務次官は、とくに国連機関の開発協力を何らかの政治目的を追求するための手段に利用しようとする試みは絶対に許されてはならないと述べた。

 外務次官は、朝鮮では久しい前に無料治療制と無料義務教育制、男女平等権が実施されており、MDGsの主な課題が実現され、こんにち、その成果をさらに強固にして質の改善に努力を傾けていると述べた。

 そして、朝鮮半島はまだ技術的に戦争状態にあり、米国の増大する対朝鮮敵視政策によって情勢は爆発前夜に至っていると述べ、朝鮮が平和を守り、経済強国の建設に主力を注がれるようになったのは全的に金正日総書記が行う先軍政治の輝かしい結実であると強調した。

[朝鮮新報 2010.9.28]