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朴宜春外相 国際会議で演説 途上国への開発支援強化を主張

 ミレニアム開発目標(MDGs)に関するアジア太平洋地域特別閣僚会議が3〜4日、インドネシアで行われた。

 朝鮮代表団団長の朴宜春外相は演説で、世界の各地域で続く戦争と軍事的衝突、日ごとに拡大する軍事同盟と列強との間で深まる新たな軍備競争、汚染と破壊へとひた走る地球環境、世界を襲った金融経済危機は、こんにち世界の平和と安全を脅かし、MDGs達成を阻む主な要因であると主張した。

 外相は、重要なのは平和的環境を整え、現在の国際経済構造を公正に是正し、国連の役割を高めることであると述べ、国連のすべての機構体系は、発展途上諸国への開発支援を強化することを優先させ、これらの諸国の要求に即した安定かつ長期的な資金源を確保することに特別な関心を払うべきであると指摘した。

 また、とくに国連開発計画(UNDP)をはじめ国連機関の開発協力を何らかの政治目的を追求するための手段に利用しようとする試みが絶対に許されてはならないと強調した。

 外相は、朝鮮が平和協定の締結を提案したのは、地域の平和と安定を恒常的に脅かす根源をなくし、朝鮮半島に恒久的な平和保障体系を樹立するとともに、国の経済建設と人民生活の向上のための平和的な環境を築くことに目的があると指摘した。

[朝鮮新報 2010.8.9]