日朝東京議連メンバーが訪朝 9カ月ぶり5回目 |
【平壌発=姜イルク記者】日朝友好促進東京議員連絡会訪朝団が7月26日から30日まで朝鮮を訪れた。訪朝団は江口済三郎・同連絡会代表世話人(中野区議会副議長)を団長とし、各区議員ら、そして民間の計9人で構成された。総連東京都本部の任京周国際部長が同行した。 同連絡会メンバーの訪朝は昨年10月以来9カ月ぶり、5回目となる。 一行は、チュチェ思想塔、東明王陵、大同江果樹総合農場、金日成総合大学の電子図書館と水泳館、3大革命展示館、大同江タイル工場などの平壌各所と板門店を訪れた。 滞在期間、平壌市人民委員会や対外文化交流協会の関係者との面談があった。 28日普通江ホテルで行われた平壌市人民委員会との面談では、まず同委員会のリョ・ホチョル局長が発言した。 リョ局長は、連絡会メンバーの訪朝を歓迎し、総連と連携しながら朝・日関係改善と友好親善のため努力してきた連絡会の活動を評価した。 また、高校無償化対象からの朝鮮学校除外した日本政府の対応を非難。「(政府は)反朝鮮制裁圧殺策動と反総連策動にしがみつくのではなく、一日も早く過去清算に基づき朝鮮との善隣友好関係を築かなければならない」と指摘した。 江口団長は、「われわれは日朝友好を促進する運動を各地域で展開してきた。しかしながら、日朝関係は改善するどころか最悪の状況になっている。私たちの使命は重大だという認識をもっている」と述べ、「平壌で力をもらって日本に帰り、高校無償化問題にまず取り組んでいく。引き続き政府に訴えかけていく」と語った。また、与野党逆転をもたらした参議院選の結果について言及、「チャンスを逃さず日朝国交正常化が一日も早くできるように各地域で努力していく」と話した。 今回の訪朝団メンバーの過半数が初訪朝だった。 面談では同席した平壌市人民委員会関係者の自己紹介に続き、訪朝団メンバーらが自己紹介しながら、訪朝の感想などを述べた。 初訪朝のメンバーらは、「人民生活向上のため努力を傾けていることを知った」「北朝鮮はおかしな国ではなくすばらしい国だ」「百聞は一見にしかずという言葉を実感した。訪朝して本当に良かった」などと語った。 [朝鮮新報 2010.8.4] |