金永南委員長がアフリカ諸国歴訪 「植民地解放闘争への支援」に謝意 |
朝鮮の自主政策を支持 最高人民会議常任委員会の金永南委員長が3月末からアフリカ諸国を歴訪した。訪問国はガボン、ガンビア、セネガルの3カ国で崔昌植保健相、金衡俊外務次官、李明山貿易次官などが随行した。朝鮮が自主的な国としてアフリカ諸国の植民地民族解放闘争を誠意を尽くして支援したことは広く知られている。金永南委員長は訪問先のセネガルで独立50周年慶祝行事に出席した。また、金永南委員長が訪れた各国の首脳は、統一や核問題に関する朝鮮の自主的政策に支持を表明した。
「協力に関する協定」調印
金永南委員長は8日間にわたり3カ国を公式親善訪問した。 3月29日から31日まで、ガボンに滞在した。初日に部門別会談が行われ、翌日に「朝鮮政府とガボン政府との間の文化協力に関する協定」と「朝鮮外務省とガボン外務・協力・フランス語圏・地域統合省との間の協力に関する議定書」が調印された。 30日にはアリ・ボンゴオンディンバ大統領との会談が行われた。大統領は席上、朝鮮との友好関係を発展させるのはガボン政府の立場であると述べ、朝鮮の自主的平和統一偉業を常に支持するであろうと強調した。また、強盛大国の建設と生活の向上を目指す朝鮮人民のたたかいでの大きな成果を願うと述べた。 金永南委員長は、今回の訪問が相互の理解と友好を深め、双務関係の発展をよりいっそう促す重要な契機になったと指摘した。 ガンビアには1日から3日まで滞在した。1日に催された歓迎宴でヌジーセイディ副大統領は、朝鮮がこれまで外部勢力の干渉が続く中でも大きな成果を収めたとし、強い意志と勇気を持った朝鮮人民は国際舞台で影響力を行使していると述べた。また、社会的・経済的発展に関する共同計画が実現され、両国の協力関係がさらに強化されるものとの確信を表明した。 金永南委員長は、ガンビア政府と人民が植民地支配の後遺症をなくし、民族的独立を強固にしながら経済発展を達成していると述べた。 2日には、ヤヤ・ジャメ大統領との会談が行われた。大統領は、朝鮮が他国の植民地民族解放闘争を支援した歴史的事実にふれ、「アフリカ諸国の独立闘争を物心両面から支援した敬愛する金日成主席の業績は永遠であろう」と強調した。 ガンビアでは共同コミュニケが発表された。「朝鮮とガンビアとの間の友好・協力に関する協定」と「政府間の共同委員会創設に関する協定」「各分野での技術協力に関する協定」も調印された。 コミュニケによると、金永南委員長とヤヤ・ジャメ大統領との会談では、朝鮮半島とアフリカ大陸、世界各地での政治・経済状況に対する意見が交わされ、「経済発展の先決条件としての平和と安全保障」についての協議が行われた。また、金永南委員長はジャメ大統領が近日内に朝鮮を訪問するよう招請した。
独立慶祝行事に出席
金永南委員長は、3日から5日までセネガルを訪問した。同国では、朝鮮の技術者によってつくられた記念碑「アフリカのルネサンス」の除幕式と独立50周年慶祝行事に出席した。 今回、セネガルの大統領は、金正日総書記に同国の最高勲章である国家大十字勲章を贈った。アブドゥラエ・ワッド大統領が4日、金永南委員長に勲章を伝えた。 この日の会談で大統領は、それぞれの国が路線選択での自主権を持っていると述べ、朝鮮の自主的政策を支持すると強調した。 首都ダカールで開催されたセネガル独立50周年慶祝行事では閲兵式と市民パレードが行われた。 金永南委員長は、大統領と数万のダカール市民、アフリカ各国の首班、高位級代表団と共に閲兵式とパレードを観覧した。 近年、朝鮮はアフリカ諸国との外交を積極的に展開している。金永南委員長は昨年も南アフリカとジンバブエを訪問、南アフリカでは大統領就任式に参加した。また、金永南委員長は、定期的に開催されるアフリカ同盟首脳会議に毎回、祝電を送っている。 [朝鮮新報 2010.4.14] |