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上海万博の準備に拍車 テーマは「大同江文化」

中国の主催者らと協議を行う具本泰総代表(2009年6月、左から2人目)

 2010年上海万博(5〜10月)に出展する朝鮮館の準備が着々と進められている。

 主催者側との連携の下、展示館の賃貸に関する手続きが完了し、すでに確定した展示館設計案に沿って本格的な設置作業が行われている。

 朝鮮の当該部門では、展示館作りに必要な模型と写真、ビデオ映像などの製作に着手し、一部は完成段階にあるという。万寿台創作社をはじめとする朝鮮屈指の美術創作団体でも、万博で展示する模型と彫刻の創作を開始した。

 朝鮮館のテーマは「大同江文化に基づき繁栄する朝鮮」。面積1千uの展示館の入口付近には大同江をイメージした装飾物を設置し、入館者は石橋の模型を渡ってホールに入るという。

 展示ホールの右側には世界文化遺産に登録された江西大・中墓の壁画の模型が展示される。左側には大同江をイメージした装飾物に連なるチュチェ思想塔の模型が立てられる。展示ホールの中心には、子どもたちの彫刻像が噴水の中に設置される。

 展示ホールに設置された液晶テレビのモニターからは朝鮮の風習、建造物、大マスゲームと芸術公演「アリラン」、朝鮮の対外経済の現況を示す映像などが流れる。

 朝鮮館には朝鮮青磁器と朝鮮画など各種の記念品を販売する売店も併設される。

 朝鮮では、同国の上海万博総代表の具本泰・貿易省次官を筆頭に実務担当者らによる準備チームが組織された。担当者らは中国側との面談を行い、朝鮮館の運営を円滑に進めるための対策を講じているという。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.2.10]