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〈論調〉 平和協定提案は当然

 朝鮮外務省が11日に停戦協定を平和協定に替えるための会談を速やかに始めることを停戦協定の各当事国に提案したことは至極正当であり、論理的にも妥当である。この提案は米国をはじめ関係国が納得するよう彼らの要求も十分に考慮して反映した極めて合理的で柔軟なものである。

 こんにち、朝鮮半島とその周辺で形成された力の均衡と力量関係は、朝米間の敵対関係、交戦状態を終息させるところに問題解決のカギがあることを実証している。互いに不信を解消し、心を合わせて平和な環境を築くため積極的に努力する時にのみ、会談も順調に行われ、非核化問題も成功裏に解決することができる。

 急務は平和協定を締結することである。平和協定の締結はすべての懸案の問題解決のカギである。

 平和協定締結の問題は9.19共同声明にも言及されているだけに、実践的な要求に合致するよう順序を替えて解決すれば良いことである。

 平和協定が締結されれば、朝米敵対関係を解消し、朝鮮半島の非核化を速いテンポで積極的に推し進めることができることは疑う余地もない。

 現在、一部でわれわれの提案の正当性と意義を弱めようと好ましくない声を挙げているのは朝鮮半島の平和と安定、非核化の実現に水を差す穏当でない行動である。

 停戦協定の各当事国がこれ以上自国の利益を優先視して時間を滞らせず、大胆に戦争と平和という根源的問題に着手する勇断を下し、実践に移せば、朝鮮半島の平和と安定、非核化の問題はいくらでも解決されるだろう。(労働新聞19日付論説)

[朝鮮新報 2010.1.27]