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朝鮮外務省代弁人談話 「対話を支持するが、乞うことはない」

 朝鮮外務省スポークスマンは16日、談話を発表し、「朝鮮半島で戦争を防ぎ、非核化を実現するための願いから6者会談を含むすべての対話の提案を支持するが、決して対話を乞うようなことはしない」という立場を明らかにした。

 談話は、米国は現在、さまざまな前提条件をつける方法で、すべての対話の提案を回避し、朝鮮半島とその周辺で戦争の雰囲気を鼓吹することだけに関心を払っていると非難し、これには、朝鮮の経済建設を妨害し、この地域で軍事的支配権を確立して隣国への軍事的抑止を追求しようとする陰険な戦略的企図が潜んでいると指摘した。

 談話は、2012年に強盛大国の大門を開くという目標を実現するうえで、今は経済建設に総力を集中しなければならない重要な時期だとしながら、他国の投資拡大においても必要なのは戦争の雰囲気ではなく、安定した平和的雰囲気だと指摘した。

 そして、米国は、朝鮮が経済建設に集中するうえで必要な環境を破壊するために情勢を緊張させると同時に、その責任を朝鮮になすりつけようとしているとしながら、あたかも朝鮮の「挑発的行動」によって対話が開かれていないかのように世論を欺いているのがその実例だと指摘した。

 また、米国が対話を回避する口実として、朝鮮の平和的核活動に言いがかりをつけているのも言語道断だとしながら、「われわれの軽水炉建設とその燃料保障のための濃縮ウラン生産は、電力生産のための平和的核活動である。原子力平和利用の権利は、核拡散防止条約内外の国のいずれもが行使している国際的に公認されたものであり、9.19共同声明にも明示されている」と強調した。

[朝鮮新報 2010.12.20]