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〈今月の金正日総書記−11月−〉 高いレベルで生産正常化

 11月、朝鮮半島の軍事的緊張が高まる中、平壌、慈江道、黄海南道、平安南北道、咸鏡南道の経済部門を視察する金正日総書記の精力的な活動が報じられた。

地方工業革命に炎

活動日誌

▼軍部隊視察

11月12日 朝鮮人民軍第3875軍部隊を視察※

▼その他軍関係

11月20日 朝鮮人民内務軍熱誠者大会の参加者と会い、彼らを祝福※

▼経済視察

11月3日 熙川発電所(慈江道)の建設場を現地指導※
   17日 平安北道昌城郡の食料工場、織物工場、文化会館を現地指導、芸術サークル公演を鑑賞※
   22日 竜湖アヒル飼養工場(黄海南道)を現地指導※
        黄海南道の竜淵浅海養魚事業所と竜井養魚場を現地指導※
    23日 竜城食料工場(平壌)に新設されたしょうゆ職場を現地指導※
    24日 大安親善ガラス工場(平安南道)に新たに建設された硬質ガラス職場と江西鉱泉水加工工場を現地指導※
    30日 竜城機械連合企業所(咸鏡南道)の分工場を現地指導※

▼その他国内

11月1日 銀河水「10月音楽会」の最終公演を鑑賞※
    6日 朝鮮中央放送創設65周年に際して中央放送委員会従業員芸術サークルの公演を鑑賞※
        青年中央芸術宣伝隊の公演を鑑賞※
    8日 国防委員会第1副委員長の趙明禄氏の死去に際して霊前を訪れて哀悼
  23日 金日成総合大学平壌医学大学を現地指導※
  25日 平壌の解放山のふもとに新設された住宅と改築された平壌舞踊大学を現地指導※
  28日 国立交響楽団の公演を鑑賞※

▼祝電、花輪など

11月6日 載寧鉱山(黄海南道)の従業員が謹んで寄せた手紙     を見て、「2010.10.27 金正日」という親筆を贈ったと朝鮮中央通信が報道
    8日 趙明禄氏の死去に哀悼の意を表して霊前に花輪
   15日 シリアのバース・アラブ社会党書記長のバッシャール・アサド大統領に祝電
   25日 毛岸英氏の戦死60周年に際して平安南道檜倉郡にある同氏の墓に花輪

※は朝鮮中央通信配信日

 11月17日の朝鮮中央通信は総書記が平安北道昌城郡の食料品工場、織物工場を現地指導した様子を報じ、「地方工業革命に炎をともした」と表現した。翌日の「労働新聞」も同様の言葉を用いながら見出しをつけ、1面から7面にかけて写真とともに編集した。

 2008年12月24日に報じられた千里馬製鋼連合企業所への現地指導を、朝鮮中央通信は「革命的大高揚のたいまつをともした」と報じた。それを機に、朝鮮国内の金属工業部門を中心として経済分野において、数々の成果が成し遂げられた。

 2009年12月17日に報じられた金策製鉄連合企業所の視察に際しては、2010年の「炎をともした」と伝えた。その後、国内金属工業部門が2012年に「強盛大国建設の大門を開く」とした国の方針の先頭に立ち生産向上を推し進める原動力になった。

 昌城郡はこれまで金日成主席、金正日総書記が幾度も訪れた場所であり、特に食料品工場は2002年10月に現地指導を受けた。その後、労働者たちは工場の現代化に着手、食料品生産を2倍に引き上げる成果を生んだ。

 今回、総書記は技術更新された生産工程と各種の製品を見ながら、生産を高いレベルで正常化していることに大きな満足を示したという。

 また、同工場のように山間地にあっても地方原材料に基づいて生産工程の技術更新を実質的に行えば、地方で必要な食料品を十分にまかなえ、都市と農村の格差を縮めることができると述べ、すべての市、郡の食料品工場でこの模範を積極的に見習わなければならないと強調した。

精力的な現地指導

 3日の朝鮮中央通信は、金正日総書記が慈江道の煕川発電所建設場を現地指導したと伝えた。同発電所は、2012年4月の完工を目指し建設が急ピッチで進められており、総書記の現地指導は、今年4月にも報じられている。

 総書記は完工した調圧水槽場、発電機室と鉄管路工事現場を見て回りながら、建設状況を把握、短期間に多くのことを成し遂げたと評価したと、同通信は伝えている。

 11月に報じられた経済部門への視察は、煕川発電所を皮切りに、前述の昌城郡の工場、竜城食品工場(平壌)、大安親善ガラス工場(平安南道)、竜城機会連合企業所(咸鏡南道)など。

 軍事部門では、呉仲洽第7連隊称号を獲得した朝鮮人民軍第3875部隊を視察。総書記は部隊が作戦指揮能力向上の訓練を実質的に行っていると評価したという。

 また7日に死去した党政治局常務委員で朝鮮国防委員会第1副委員長の趙明禄氏の霊前を8日に訪れ深い哀悼の意を表した。

 それ以外にも、銀河水「10月音楽会」の最終公演、朝鮮中央放送創設65周年に際して行われた中央放送委員会従業員芸術サークルの公演、青年中央芸術宣伝隊の公演、国立交響楽団の公演を鑑賞した様子が伝えられた。(鄭茂憲)

[朝鮮新報 2010.12.10]