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〈論調〉 連合海上訓練は全面戦争の始発点

 朝鮮半島情勢が戦争前夜の険悪な境地に至っている。

 このほど、朝鮮西海の北側領海で重大な武力挑発行為を働いた南朝鮮軍は、11月28日から米国とともにわれわれを狙った大規模な連合海上訓練を始めた。

 北側領海に対する南朝鮮軍の砲撃挑発によって今、朝鮮西海上には一触即発の超緊張状態がつくり出されている。ここでは現在、相手を刺激するささいな軍事的行為も瞬時に全面戦争に拡大しかねない。南朝鮮好戦勢力が米国とともに、このようにデリケートな所でまたも大規模戦争演習を行っているのは、事態を爆発の局面に追い込む犯罪行為である。

 南当局は、今回の連合海上訓練に対する内外の非難の世論が高まると、「防御の性格であって、既に計画していたもの」だと弁明した。しかし、これは途方もないき弁だ。

 南朝鮮軍が朝鮮西海で重大な武力挑発事件を起こし、続けて米国とともに危険な連合海上訓練を行っているのは、緻密な脚本によるものである。今回の連合海上訓練は、北側領海に対する軍事的挑発行為が、戦争策動をエスカレートさせて朝鮮半島で全面戦争を起こすための始発点であるということを立証している。

 われわれは、戦争を望まないが決して恐れない。内外好戦狂が再び挑発を仕掛けてくるなら、われわれはちゅうちょなく受け、この地から戦争の根源をきれいに一掃するであろう。われわれのこの意志は確固不動である。(労働新聞11月29日付論評)

[朝鮮新報 2010.12.3]