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祖平統 スパイ事件のねつ造を非難

 祖国平和統一委員会(祖平統)は16日、書記局報道を発表し、南朝鮮で騒がれている「スパイ事件」は南公安当局のねつ造だと断じた。

 ソウル地方警察庁はさる9日、「韓国大学総学生会連合」(韓総連)祖国統一委員会の元幹部が03年から合法的に北南青年学生の統一行事と実務接触に参加したことに言い掛かりをつけ、北の各種指令を受けてスパイ活動をしたと発表した。

 書記局報道は、南の公安当局が「南北交流・協力が利敵活動の場に悪用されたという事実があらわになった」などと騒ぎ立て、今回の事件を契機に統一運動団体に対する一大検挙旋風を起こそうと画策していると強調した。

 また、今になって当時の統一論議と接触が北の「指令を受ける場」であり「学生運動と関連した各種資料を北に伝達した」とミスリードするのは、南の青年学生の統一運動を抹殺するためにどれほど南の公安当局が執ように策動しているのかをあらためて示している指摘した。

[朝鮮新報 2010.11.19]