玉流館に専門食堂 スッポン、チョウザメなど |
平壌冷麺で有名な玉流館にスッポン、チョウザメなどの料理を提供する専門食堂が新たに建設された。竣工式が10月29日に行われた。 昨年6月、平安南道の養魚場で人工繁殖が難しいとされるチョウザメの繁殖に成功したと報道された。 昨年9月からは、玉流館にチョウザメ料理が登場した。 ピリ辛煮、ホイル焼き、きも煮、皮揚げなど40種のチョウザメ料理を提供している。これと同時にウズラ料理も始めた。 今年の2月からはスッポン料理も提供している。 平壌市郊外の施設で育て、生きたスッポンを玉流館に直送するシステムが完備されている。
これらの料理は、既存の部屋をそれぞれの専門料理ごとに個室にして提供されてきた。
これからは「専門食堂」でスッポン、チョウザメ、ウズラ料理に加えサケなどが提供される。 また、伝統的朝鮮民族料理も味わえる。 食堂は、総建築面積が6千余uに及び、数千人の収容能力を持つ。朝鮮中央通信は、「民族の古典的な美と現代的な美が融合し、優雅さと精巧さが見事に調和し壮大で華やか」と表現した。軍人らがたった半年で建設した。 竣工式に先立ち現地指導した金正日総書記は、強盛大国で暮らすことになるわが人民の食生活と食文化を最上の境地に引き上げようというのが党の意図であり、理想であると指摘し、全国の食堂でも「名料理」を提供する構想について述べた。 ちなみに、総書記は同行した幹部とともに、平壌冷麺を味わい、平壌冷麺の固有な味と伝統をよく生かしていると評価した。(姜) [朝鮮新報 2010.11.10] |