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開城で北南赤十字会談 「再会正常化の措置を」

 北南赤十字会談が10月26〜27日に開城で行われた。双方は、北南間の赤十字人道事業に関連して相互の関心事となる懸案を引き続き協議していくことにし、次回の会談を11月25日に開くことにした。場所は今後確定することにした。

 会談には、朝鮮赤十字会の崔成益副委員長を団長とする北側代表団と大韓赤十字社の金竜賢事務総長を首席代表とする南側の代表団が参加した。

 会談ではまず、北側団長が発言し、会談で協議、解決する提案を打ち出した。

 まず、離散家族・親せきの再会の正常化をあげ、再会事業を民俗の祝日を契機に行うことを基本にして毎年3〜4回行い、これとともにテレビ対話とビデオレター交換事業も適切に組み合わせて行うことを提案した。

 次に、人道協力事業の活性化をあげた。離散家族再会が正常的に行われるためには、金剛山面会所をはじめとする南側施設を正常運営させる措置が先行されるべきだと主張した。これと関連し、金剛山面会所など没収および凍結されている南側不動産問題、観光再開問題に関する当局会談が速やかに開催されるべきだと強調した。

 一方南側は、北側の提案に背を向け、離散家族の再会定例化問題の討議にだけ固執した。

[朝鮮新報 2010.11.4]