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参戦60周年で多彩な行事

■代表団歓迎の儀式

 中国中央軍事委員会副主席の郭伯雄上将を団長とする中国高位軍事代表団が朝鮮国防委員会の招請により、中国人民志願軍朝鮮戦線参戦60周年に際して10月23〜27日、朝鮮を公式親善訪問した。

 代表団は、中国人民解放軍副総参謀長の馬暁天上将、総政治部副主任の童世平上将、総装備部副部長の李安東上将、総後勤部副部長の秦銀河中将、瀋陽軍区副政治委員の王洪暁中将、済南軍区副司令員の馮兆挙中将、中央軍事委員会弁公庁副主任の曹育民少将、国防部外事弁公室主任の銭利華少将、総政治部宣伝部部長の周涛少将をはじめ将官と軍官で構成されている。

 23日、代表団を歓迎する儀式が平壌の祖国解放戦争勝利記念塔の前で行われた。

■友誼塔に献花

 中国人民志願軍朝鮮戦線参戦60周年に際して25日、平壌市にある友誼塔に花輪が献じられた。

 この塔は、朝鮮戦争に参戦した中国人民志願軍烈士の英雄的偉勲を永遠に追憶し、朝中友好を末永く輝かすために1959年10月に建てられた記念塔である。

 献花には、崔永林総理、金永春人民武力部長、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長、朝鮮労働党の金永日書記と李英秀部長、朝中親善協会委員長の崔昌植保健相、朝鮮対外文化連絡委員会(対文委)の金貞淑委員長、関係者、市内の勤労者が参列した。花輪が友誼塔に献じられた後、参列者は、中国人民志願軍烈士を追悼して黙とうした。同日、中国高位軍事代表団、中国人民志願軍老兵代表団、中国人民解放軍文芸団、中国共産党遼寧省丹東市委員会代表団メンバー、劉洪才駐朝中国大使、孫延風大使館付国防武官、大使館員、朝鮮に滞在している中国のゲストと中国の留学生も友誼塔に花輪を献じた。

■烈士墓に献花

 24日、平安北道・檜倉郡にある毛沢東主席の息子である毛岸英氏の墓と中国人民志願軍烈士の墓に花輪が献じられた。献花には、朝鮮の幹部らと関係者、訪朝中の中国代表団らが参列した。

■「アリラン」公演

 中国人民志願軍朝鮮戦線参戦60周年を迎えて大マスゲーム・芸術公演「アリラン」が23日、平壌のメーデースタジアムで行われた。

 伝統的な朝中友好を世代を継いで強化し、発展させようとする両国の意志を反映した「親善アリラン」の章は、公演をさらに意義深く飾った。

 バックグラウンドに「偉大な領袖金日成同志と中国の老世代の指導者に最大の敬意を表します」「朝中友好」などの文字が次々と現れ、両国の民族衣装を着た出演者が中国の民俗舞踊と友好の踊りを舞った。

■歌劇招待公演

 歌劇「梁山伯と祝英台」の招待公演が24日、平壌大劇場で行われた。

 出演者は、良家の子女と寒士の息子の悲恋を通じて封建的な身分制度と結婚制度の罪悪を痛烈に暴露、批判する中国の民間説話を立派に演じた。

 原作の要求が忠実に反映されて高い芸術性が保たれた公演は、観客の絶賛を博した。

■劇映画制作

 24日発朝鮮中央通信によると、朝鮮劇映画撮影所では劇映画「兄弟の情」を制作した。映画は、抗米援朝、保家衛国の旗印の下、朝鮮戦線に加わり、上甘嶺(江原道)戦闘で勇敢に戦った英雄をはじめ中国人民志願軍の勇士たちの偉勲を描いている。

■朝鮮政府招宴

 朝鮮政府は24日、平壌の人民文化宮殿で宴会を催した。

 宴会には、中国高位軍事代表団、中国人民志願軍老兵代表団、中国人民解放軍文芸団メンバー、劉洪才駐朝中国大使と大使館員、朝鮮に滞在している中国のゲストが招かれた。また、崔永林総理、金永春人民武力部部長、最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長、朝鮮労働党の金永日書記と李英秀部長、朝中親善協会委員長の崔昌植保健相、対文委の金貞淑委員長、関係者が参加した。

 楊亨燮副委員長は演説で、朝中友好が各分野で全面的に活力を持って発展していることについて述べ、今後も関係を強化し、発展させるため中国の同志と共同で努力していくと指摘した。

[朝鮮新報 2010.10.29]