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中国志願軍参戦60周年を盛大に記念 金正日総書記 大会に参席

 朝鮮では中国人民志願軍朝鮮戦線参戦60周年(10月25日)を盛大に記念した。金正日総書記の参席のもと、25日に市民大会が行われた。また、平壌の友誼塔と平安南道・檜倉郡にある中国人民志願軍烈士の墓に花輪が献じられ、「アリラン」公演、映画鑑賞会、宴会などが行われた。中国からは、中国中央軍事委員会副主席の郭伯雄上将を団長とする中国高位軍事代表団をはじめ中国人民志願軍老兵代表団、中国人民解放軍文芸団などが訪朝し、各行事に参加した。一方、朝鮮国防委代表団と中国高位軍事代表団は26日の会談で、両国軍の伝統的な友好・協力関係をさらに強化し、発展させることと、共通の関心事となる問題について意見を交わした。

 朝鮮中央通信によると、記念大会には最高人民会議常任委員会の金永南委員長、崔永林総理、朝鮮人民軍の李英鎬総参謀長、党中央軍事委員会の金正恩副委員長、金永春人民武力部長ら党、軍隊、国家の幹部ら各階層の市民らが参加し、中国の各代表団が招かれた。

 大会では、金永春人民武力部長が報告を行った。

 金永春人民武力部長は、朝鮮戦争で朝中両国の軍隊と人民は固く手を取り合って勝利を遂げたことにより、両国革命の高貴な獲得物を守り、アジアと世界の平和を保障するうえで大きく寄与したと、その意義を強調した。

 また、金日成主席が中国の老世代の指導者とともに築いた朝中友好の伝統はこんにち、両国の指導者によって新たな高い段階へと発展しており、一大全盛期を迎えていると述べた。

 大会では、郭伯雄副主席が演説した。

 郭伯雄副主席は、戦争の勝利は全世界を制覇しようとする帝国主義の陰謀を破たんさせ、中朝両国の平和と安全を守り、民族の独立と自由と解放を目指したたかう各国人民を大きく鼓舞したばかりでなく、世界の平和と人類の正義、進歩的偉業を推し進める上で重大な歴史的貢献を果たしたと強調した。

[朝鮮新報 2010.10.29]