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党の歴史を集約 公演形式の夜会

金日成広場で行われた大慶祝夜会「繁栄せよ労働党時代」 [撮影=文光善記者]

 朝鮮労働党創建65周年に際して行われた大慶祝夜会「繁栄せよ労働党時代」(10日、金日成広場)は、平壌市民の間で、「短時間の中にすべての内容が凝縮された革新的な形式の傑作」だという反響を呼んでいる。

 夜会が始まるとチュチェ思想塔の周辺から祝砲が上がり、広場では移動電光掲示板で作られた背景に「慶祝」「65周年」という文字が刻まれた。そして歌のメロディーに合わせ、若い男女による踊りが始まった。

 第1章「金日成同志の党」では金日成花が描かれ、広場に面した朝鮮美術館と朝鮮中央歴史博物館の壁に設置された大型ビジョンには党の創建者である金日成主席の姿が映し出された。

 第2章「主席の念願が花開く江山」では移動ステージが現れ、ダンサーたちがビナロンの生産をイメージした踊りを披露した。電光板には「大慶事」という文字が刻まれ、チュチェ鉄も描かれた。続いて民謡に合わせ、黄海道の民俗舞踊が披露され、農楽舞のステージが展開された。大同江では噴水を使って白頭山の姿が浮かび上がった。

 第3章「党は勝利の指導者」で夜会はクライマックスを迎えた。海上を飛び回るカモメやチョウザメ、ダチョウの仮装が現れた。また大渓島干拓地の建設者によって海が割れ、新たな土地が生まれる姿が描かれた。また、りんごの木のレプリカを使った踊りやCNCという文字を刻む踊りも展開された。

 夜会には専門芸術家だけでなく勤労青年、青年学生たちが多く参加した。

 公演は約1時間。観客らは、数カ月という短期間でこのような立派な作品が完成したことに驚きを禁じえなかった。

 開会に先立って演説した朝鮮労働党の金己男書記によると、公演形式で行われたこの夜会は、党創建65周年を民族史にかつてない革命的な大慶事として輝かそうとする金正日総書記の構想と指導によって準備されたという。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.10.16]