朝鮮労働党創建（１９４５年１０月１０日）６５周年を記念する閲兵式、中央報告大会、大マスゲームと芸術公演「アリラン」、大慶祝夜会「繁栄あれ労働党時代」などの行事が平壌で盛大に行われた。金正日総書記は朝鮮労働党政治局常務委員会委員である朝鮮人民軍の李英鎬総参謀長や党中央軍事委員会の金正恩副委員長、党政治局委員である金永春人民武力部長、党政治局委員である金己男、崔泰福書記などの幹部らとともにこれらの行事に参加した。また、１０日午前０時には錦繍山記念宮殿を訪れ、金日成主席に敬意を表した。記念行事には総聯中央の南昇祐副議長を団長とする在日本朝鮮人祝賀団をはじめとする海外同胞の祝賀団と代表団、訪問団のメンバー、朝鮮を公式親善訪問中の中国共産党代表団、駐朝各国外交代表および国際機関代表などが参加した。

閲兵式

金日成広場の幹部席で談笑する金正日総書記 [朝鮮中央通信＝朝鮮通信]

　朝鮮人民軍陸海空軍部隊と朝鮮人民内務軍、労農赤衛軍、赤い青年近衛隊の閲兵式が１０日、金日成広場で行われた。

　朝鮮人民軍最高司令官の金正日総書記に、李英鎬総参謀長が閲兵式を開始すると報告した。

　李英鎬総参謀長は演説で、こんにち、朝鮮人民軍が金日成主席の遺訓を体して朝鮮労働党の思想と偉業に限りなく忠実な革命的党軍に、朝鮮式の強力な攻撃手段と防御手段を兼備した強兵にたくましく育つことができたのは、金正日総書記の精力的な指導の高貴な結実であると述べた。

　また、人民軍は緊張した現情勢の要求に即して高度の撃動状態（射撃準備完了状態）を維持し、もし、米国とその追従勢力が朝鮮の自主権と尊厳を少しでも侵害するなら、自衛的核抑止力を含むすべての物理的手段を総動員して無慈悲な正義の報復攻撃で侵略の本拠地を根こそぎ吹き飛ばし、祖国統一の歴史的偉業を必ず成し遂げるであろうと述べた。

　金日成主席の肖像旗が、朝鮮人民軍軍旗の護衛を伴って入場した。すべての閲兵隊員は、肖像旗を仰いで敬意を表した。

　閲兵行進が始まると、金日成軍事総合大学縦隊を先頭に、朝鮮人民軍各級軍事学校縦隊と近衛姜健第２歩兵師団、近衛第２海軍戦隊をはじめ陸海空軍部隊縦隊、朝鮮人民内務軍縦隊そして労農赤衛軍、赤い青年近衛隊縦隊と革命学院縦隊が広場の幹部席の前を通った。

　続いて、機械化縦隊が行進した。「チュチェ式ミサイルおよび迎撃ミサイル総合体」が朝鮮の敵撃滅の意志と強大さを誇示しながら閲兵式の終わりを意義深く飾った。

中央報告大会

　中央報告大会が９日、メーデースタジアムで行われた。

　朝鮮労働党政治局委員である最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長は報告で、金日成主席が朝鮮労働党を創建したのは、チュチェ思想を指導思想とする新しい革命的党の誕生を告げる荘厳な宣言であり、朝鮮人民が強力な政治的参謀部の指導の下に自主と独立、社会主義の道に沿って確信に満ちて前進することのできる強力な保証をもたらした特筆すべき出来事であったと強調した。

　また、類例なく厳しい苦難と試練の中で、自分の選択した道を少しも動揺することなくしっかりと歩み、朝鮮式社会主義を固守して人民の自主的理想と念願を立派に実現してきたことが、朝鮮労働党の６５年の誇らしい闘争史であるとし、党の指導に忠実に従って社会主義強盛大国の建設を推し進め、祖国統一とチュチェ偉業の最終的勝利を早めていくべきであると強調した。

大慶祝夜会

金日成広場一帯で盛大に行われた大慶祝夜会 [朝鮮中央通信＝朝鮮通信]

　大慶祝夜会「繁栄あれ労働党時代」が１０日夕、金日成広場とチュチェ思想塔、大同江一帯を舞台に行われた。

　朝鮮労働党政治局委員である金己男書記は演説で、今日の大慶祝夜会は、偉大な領袖、偉大な指導者を戴き、６５年の闘争の中で党が積み上げた業績を称賛する勝利と栄光の祝典であり、党の周りに固く結集した朝鮮の底知れない威力を力強く誇示する一心団結の祝典であると述べた。

　大慶祝夜会の開始が宣言されると、多様多色の花火が打ち上げられ、千変万化の華麗な踊りの海、花の海が波打った。広場には「慶祝６５」「栄光」の字が描かれ、大同江を行き交う電飾船などがまばゆい光景を広げた。

　３つの章と序章、終章で構成された大慶祝夜会は、朝鮮労働党の業績を大叙事詩的画幅で描いた。

　「金日成将軍の歌」「金日成元帥にささげる歌」「金正日将軍の歌」などが会場に響きわたり、慶祝の花火が次々と打ち上げられた。

　朝鮮で収められたCNC（コンピューター数値制御）技術の成果、チュチェ鉄やビナロン、大渓島干潟地の完成をはじめとする出来事を気迫と優雅なマスゲーム・芸術公演、移動式電光掲示板など、特色ある芸術形式と先端技術手段を通じて生き生きとしたシーンで見せた。

「アリラン」公演

　金日成賞受賞作品の大マスゲームと芸術公演「アリラン」が９日、メーデースタジアムで行われた。

　バックグラウンドに「わが党の創建者である偉大な主席に最大の敬意を送る」「偉大な指導者金正日同志に最大の栄光を送る」などの文字が次々と現れ、公演が始まった。

　公演は、力強く気迫に満ちたマスゲームと美しく優雅な芸術公演、千変万化するバックグラウンドなどで、朝鮮労働党の聖なる６５年と偉大な領袖、偉大な党の指導に従って世界の舞台に厳かに登場した金日成民族の勝利と栄光の歴史をリアルなスペクタクルで披露した。

［朝鮮新報 2010.10.16］