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祖平統 軍事演習は対話相手への愚弄

 祖国平和統一委員会(祖平統)は9月26日、米国と南朝鮮が朝鮮西海で対潜水艦の合同軍事演習を実施すると発表したことで書記局報道を発表。「われわれと対座して赤十字人道問題解決のための対話をしながら、一方では米国とともにわれわれに反対する戦争演習騒動を大々的に行うのは、対話の相手に対する耐えがたい愚弄、挑戦である」と非難した。

 米国と南朝鮮は、9月27日から10月1日まで朝鮮西海上で駆逐艦、潜水艦、哨戒艦、哨戒機をはじめ最新戦争装備を動員して連合対潜水艦訓練を行い、10月末には、米国の超大型原子力空母ジョージ・ワシントンを引き入れて朝鮮西海で空母強襲訓練を強行するという。

 報道は、「無分別な北侵戦争演習に引き続き執着するのは、相手を刺激し、武力衝突の危険性をさらに増大させるだけで、事態の解決のための賢明な行動ではない」としながら、「対話と戦争演習は両立しない。南当局は、対話か対決か、平和か戦争かの立場を明らかにすべきである」と主張した。

 また、「われわれは対話を願うが、われわれに手出しする者に対しては少しも許さず、無慈悲な鉄ついを下すであろう」と警告した。

 報道は、「南当局は潜水艦恐怖症にかかっている」としながら、9月8日の騒動について指摘した。その日、南当局は朝鮮東海でいわゆる北の潜水艇と疑われる物体が探知されたとして警戒令を下し、駆逐艦、哨戒艦、潜水艦、哨戒機などを出動させ、爆雷まで爆発させて大騒動を繰り広げたが、浮かび上がった「怪物体」が結局、丸太であることが確認されて人々の笑いの種となった。

[朝鮮新報 2010.9.29]