台風7号で「数十人が犠牲」 朝鮮中央通信 被害状況を報道 |
15日発朝鮮中央通信は、今月初めに上陸した台風7号の影響で朝鮮の全域が大きな被害に見舞われたと報道した。 同通信が伝えたところによると、暴雨と暴風、山崩れなどで全国的に数十人が犠牲となった。また、3300余棟の8380余世帯の家屋が破壊され、多くの人びとが家産を失い、臨時の居住地で生活している。 農業部門では、3万550余ヘクタールの農耕地が浸水および埋没、流失した。 230棟の公共建物と生産施設、170余カ所の道路が破壊された。さらに、250メートルの鉄道区間で6200uの路盤が完全破壊され、6万5980メートルの線路が被害にあった。 この他にも、一部の地域で送電線が切断され、水源地と上水網が破壊された。これによって、被災地では電気と飲料水の供給がストップし、交通手段が遮断された状況で食料と医薬品などが届けられない。住民の生活安定に少なからぬ難関が造成されている、と同通信は伝えた。 朝鮮では8月にも新義州や東海岸地域などで大きな水害に見舞われている。 カンボジア大王が見舞金 カンボジアのノロドム・シハヌーク大王が朝鮮の一部地域で水害によりばく大な物的損失を被ったことに関連して見舞金を寄せた。コン・サム・オール王宮担当副首相が11日、李仁錫同国駐在朝鮮大使に見舞金を託した。 [朝鮮新報 2010.9.21] |