礼成江青年2号発電所、金野江発電所ダムが完成 |
緊要な電力問題解決のために
朝鮮で、電力問題の解決に力が注がれている。 5日、黄海北道に建設された礼成江青年2号発電所の竣工式が行われた。 同1号発電所は2008年10月にすでに稼動を始めているが、2号発電所が電力供給を開始することで、「国の緊要な電力問題を解決し、経済発展と人民生活の向上に寄与できる」(5日発朝鮮中央通信)ようになった。 竣工式には、崔永林総理と黄海北道党委員会の崔竜海責任書記、許沢電力工業相、董正浩建設建材工業相、「達俊国家建設監督相が参加。式には朝鮮労働党中央委員会からの祝賀メッセージが届けられた。 メッセージは、「礼成江青年2号発電所の完工は、金日成主席の遠大な大自然改造構想と金正日総書記の賢明な指導の輝かしい勝利」であると指摘しながら、「黄海北道の人民とすべての建設者、支援者の精神力が生んだ誇らしい結実である」と賛辞を送った。 一方、咸鏡南道に建設中の金野江発電所のダムが完成したと、7月29日の朝鮮中央通信が報じた。 金野江の上流にダムが築かれたことで、その豊富な水源を利用した巨大な人造湖が生まれ、電力生産だけでなく、この流域の数万fに及ぶ田畑にかんがい用水を円滑に供給できようになり、農産物の生産量の向上が見込まれるようになったという。同時にダム建設は、この地域の水害対策にもなっている。 4日の朝鮮中央通信は、金正日総書記が金野江発電所建設場を現地指導した様子を伝えている。総書記は、困難な状況でも自然改造工事である大規模な発電所建設を自らの力で立派に完成させたと評価した。 その上で総書記は、全国の至る所で人民生活を向上させるための建設ラッシュが続いていることに触れながら、この目覚ましい変ぼうは強盛大国の頂に向かって前進する朝鮮の力強い息吹であると指摘した。 金野江発電所の建設は現在も急ピッチで進められている。 [朝鮮新報 2010.8.11] |