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人気の慶興館ビアホール 「7種類のビール」を提供

慶興館ビアホールを訪れた平壌市民

 平壌の各所で大同江ビール工場産のビールを提供する店舗が運営され、年中賑わっている。

 最近は慶興館ビアホール(普通江区域)が新たにオープンした。

 ここでは、国内の技術者が新たに開発した7種類のビールを専門に提供している。7種類のビールは、主原料である麦と白米の含有量によってそれぞれ味と価格が違う。

 アン・ソンヒ支配人(56)によると、金正日総書記は国内で新たに開発した7種類のビールが良質で味も良いと評価し、首都の市民に幅広く提供するよう指示したという。

 新たに開業した慶興館ビアホールの規模は国内最大級だ。座席は1千席あり、ランチタイムと夜に営業している。

 ビアホールには冷却装置が備わったビール販売機、自動ジョッキ洗浄機などサービスに必要な設備が揃っており、一度に多くの利用者に対応できる便利な移動式のサービス台もある。

慶興館で人気の「7種類のビール」

 ビールのおつまみも利用者の好みに合うよう、独自に作って提供している。

 同店従業員のリ・ヨンヒさん(45)によると年長者は麦30%、白米70%の3番ビールを、若者は麦80%、白米20%、エキス(ビールに含まれる栄養物質)15度の6番黒ビールを、女性は白米100%の5番ビールを好むという。

 ビアホールをよく利用するというキム・ヨンリムさん(36、普通江区域居住)は、ビールが本当においしいだけでなく、7種類のビールがみな独特で個性が強いと述べながら、とくに白米と麦、エキスの調和が絶妙な黒ビールがおいしいと話す。

 慶興館ビアホールをモデルにして、今後市内の各区域ごとに7種類のビールを提供する専門店を2店舗ずつ開業していく予定だという。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.6.30]