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朝鮮外務省代弁人 「W杯中継は合法的事業」

 朝鮮外務省スポークスマンは、最近米国が朝鮮に対して行っている中傷に関連して21日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

 同スポークスマンは、朝鮮がサッカー・W杯の試合を無断でテレビ中継放送するという南朝鮮の一部メディアの報道を受けてクローリー米国務次官補が朝鮮を「犯罪国家」であると名指したことに言及。「われわれがW杯の試合を中継放送するのは当該の国際機関との合意に準じて行われる合法的で正常な事業である」とし、「主権国家に対して『犯罪国家』と悪口を言うのは極度の敵対熱にのぼせたヒステリー、愚か者の口からのみ発せられる妄言である」と非難した。

 スポークスマンは、「現在、米国は『天安』号沈没事件をめぐり窮地に陥った南朝鮮を助けようと余念がない」とし、「この機会に、揺らいでいた南朝鮮に対する『救世主』の地位をあらためて固めると同時に、それを通じて内部が乱れている日本もしっかりと手なずけようとするのが米国の下心である」と指摘した。

 スポークスマンはクローリー次官補の「犯罪国家」妄言も、「『戦略的忍耐』という風呂敷で無為無策を包み隠し、6者会談をはじめすべての対話を回避しようとする現政府の本心を露呈したものだ」と述べた。

[朝鮮新報 2010.6.23]