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朝鮮国防委員会 「国連は『謀略劇』容認すべきでない」

 朝鮮国防委員会のスポークスマンは11日、李明博政権が「天安」号沈没が北と関連があるという調査結果を国連にまで持ち出し始めたことについて、南朝鮮側が「米国にそそのかされてわれわれに反対する実践行動に進入したことを示している」と非難した。

 朝鮮中央通信社記者の質問に答えたスポークスマンは、「南側当局はわれわれの尊厳と安全、国家の最高利益を冒す道に入った」という見解を示すとともに、北側が「すでに明らかにしたとおり、無慈悲な対応措置を講じることになるだろう」と述べた。

 北側は「天安」号沈没事件が北側の魚雷攻撃によるものだという南朝鮮側の主張と、それを裏づけるために作り上げた調査結果を「ねつ造劇」「謀略劇」だと一蹴している。

 同スポークスマンは、南朝鮮の政界、学界、言論界も合同調査団の調査結果をめぐり日を追うごとに疑惑の声を高めており、中国は言うまでもなく、南朝鮮現地に調査団を派遣したロシアも「天安」号が北側の魚雷によって沈没したという物証を認めるのは難しいと述べている事実にも言及した。

 同スポークスマンは、国連が米国の強権と専横に屈して、ありもしない「大量破壊兵器の存在」を認めてイラクに対する武力侵攻に挙手した事実に言及し、国連がこれ以上南朝鮮の反北「ねつ造劇」「謀略劇」のような不義を容認する場になってはならないと述べた。

[朝鮮新報 2010.6.16]