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朝鮮人民軍総参謀部が重大布告発表 心理戦再開に全面軍事攻撃で対応

 朝鮮人民軍総参謀部は12日、南朝鮮側の反北心理戦再開に全前線からの全面的な軍事的攻撃で対応するという内容の重大布告を発表した。

 今回発表された総参謀部重大布告によると、李明博大統領の「対国民談話」の発表(5月24日)に続いて金泰栄国防部長官が反北心理戦再開措置を宣布した後、南側は軍事境界線一帯の11カ所に心理戦用のスピーカーを設置した状態にあり、第2次的には30余カ所に、将来的には94カ所に心理戦用のスピーカーをさらに設置するための準備を進めている。また、心理戦用の電光掲示板も11カ所に設置しようとしている。

 重大布告は、このような心理戦再開企図は「6.15共同宣言と、それに基づいた北南軍事的合意に対する破棄行為であり、われわれの尊厳と国家の最高利益を侵害する挑発行為である」と激しく非難。軍事的に心理戦は戦争遂行の基本作戦形式のーつであり、「心理戦手段の設置はわれわれに対する直接的な宣戦布告となる」とし、すでに前線中部地区司令官が警告したとおり、朝鮮人民軍が「全前線で反北心理戦手段を跡形もなく一掃するための全面的な軍事的攻撃行動に入ることになる」と明らかにした。そしてそれは「ソウルの火の海まで見越した無慈悲な軍事的攻撃」になると警告した。

[朝鮮新報 2010.6.16]