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「国連安保理は検閲団の南派遣措置を」 朝鮮外務省代弁人が主張

  朝鮮外務省スポークスマンは、米国とその追従勢力が「天安」号沈没事件を朝鮮と結び付けて国連安全保障理事会に持ち込もうとしていることと関連し、4日、朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

 スポークスマンは、国連安保理は、イラクに対する米国のウソで自らの演壇を汚した過去と同じ轍を踏んではならないと主張。米国の強権と専横の道具として再び盗用されないためには、理事国が事件の真相を客観的に明らかにすることに優先的な注意を払い、自らの正しい判断を下すことが重要であると強調した。

 そして、この問題が理事会に提起される場合、まず被害当事者である朝鮮がすでに提起した国防委員会検閲団を受け入れて「調査結果」を確認させることに役立つ措置を米国と南朝鮮が講じるべきであると主張した。

 もし、米国とその追従勢力が事件の真相に対する客観的な確認を回避し、自分らの一方的な「調査結果」だけで国連安保理上程論議を強行するなら、その目的の不純さがこれ以上否認する余地もなく明白になると指摘した。

 スポークスマンは、事件に対する米国と南朝鮮当局の「調査結果」はねつ造であるとあらためて強調し、そうでないなら、国防委員会検閲団を受け入れて、自分らの「調査結果」を客観的に確認させられない理由はないと指摘した。

 また、事件解決の要は、米国と南朝鮮当局の「調査結果」を被害当事者である朝鮮が検閲、確認することにあると述べた。

[朝鮮新報 2010.6.9]