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ハンナラ党惨敗の選挙結果を報道 朝鮮中央通信

 3日発朝鮮中央通信は、与党ハンナラ党が惨敗を喫した南朝鮮地方自治体選挙(2日)の結果を報じながら、これは「親米・事大と独裁、そして反統一・反北対決騒動に狂奔する李明博保守執権集団に対する南朝鮮人民の断固たる懲罰であり、峻厳な鉄ついである」と強調した。

 同通信は、保守執権勢力は深刻なファッショ統治の危機を免れるため、選挙を控えて謀略的な軍艦船沈没事件まででっち上げて北南関係を戦争前夜の事態に追い込んで断末魔のあがきの限りを尽くしたと非難。この選挙で民主勢力が圧倒的に勝利し、極右保守的なハンナラ党は大惨敗を喫したとしながら、その詳細について報道した。

 2006年5月以来4年ぶりに行われた地方自治体選挙では、道知事と市長、郡守、区長、そして道、市、郡、区の議会議員などを同時に選出した。

 民主党は、16の主要市、道の市長、道知事選挙で仁川市と光州市、忠清北道、忠清南道、全羅北道、全羅南道、南朝鮮江原道の7地域で勝利した。また、ソウル25区のうち21区で区長の座を占めるなど、南全域の基礎団体長228の選挙区で民主党が92を占め、ハンナラ党は82にとどまった。

 ハンナラ党は、自分の「地元」であると自称していた慶尚南道と南朝鮮江原道の主要市・道の市長、道知事選ですべて敗れ、辛うじてソウル市など6地域を維持した。

 同通信は、極度の窮地に追い込まれた保守執権勢力は「ハンナラ党指導部の総辞退」「青瓦台秘書室の集団辞表提出」などと大混乱に陥っている、各階層人民と民主党をはじめ野党は意気洋々と内閣総退陣を強く求めている、などと南での動きを紹介した。

[朝鮮新報 2010.6.7]