朝鮮中央通信によると、北南将官級軍事会談北側団長は１６日、南朝鮮軍当局の無責任な態度により対北心理戦行為がさらに悪らつに行われているのと関連し、南側軍当局に通知文を送った。

　通知文は、「南側は反北心理・謀略行為を中止することに関するわが方のたび重なる要求にもかかわらず、５月１日から反動らを駆り出してわれわれの思想と体制を中傷する不純な内容のビラと小型ラジオ、１ドル紙幣、DVDを大量にまくように助長、黙認する行為を働いた」としながら、「南側が双方の合意を引き続き乱暴に踏みにじり、無分別に振る舞うなら、わが軍隊はすでに警告したとおり、南側人員の東・西海地区北南管理区域の陸路通行を制限、遮断する以上の実際の措置を講じることになるであろう」と警告した。また、「今後の事態は、南側の北南合意の順守次第で決まる」と指摘した。

　北側は４月１０日、南朝鮮が反北心理・謀略行為の中止に向けた対策を講じ、それについて公式に通告しないなら、当該の決定的な措置を直ちに講じるということを警告している。

［朝鮮新報 2010.5.21］