朝鮮 核融合に成功 熱核反応装置製作、基礎研究が終了 |
労働新聞が報道 労働新聞12日付は、朝鮮の科学者たちが核融合反応を成功させる成果を収めたとしながら、次のように報道した。 核融合の成功は、党の指導のもとで飛躍的に発展するわが国の先端科学技術の姿を誇示する大きな出来事である。 核融合技術は、人類が理想とする新しいエネルギー開発のための最先端科学技術分野の一つで、「人工太陽」技術とも言われる。 原料が無尽蔵で環境被害もほとんどない安全な新しいエネルギーを得るための核融合技術はこんにち、世界の科学界の大きな関心を集めている。 ばく大な投資と先端科学技術の土台が要求されるこの技術の開発は現在、発展したとされている数カ国だけで行われている。 われわれの科学者たちは、最先端突破に関する党の思想と意図を必ず貫徹するという覚悟で、核融合技術を朝鮮式に開発するために長い間たたかってきた。 不足がちで困難な状況の中でも、科学者たちはわずかなためらいや動揺もなく、提起される多くの科学技術上の問題を100%自力で解決したことで、ついに核融合反応に成功した。 この過程で、朝鮮式の独特な熱核反応装置が設計、製作され、核融合反応に関する基礎研究が終了。熱核技術をわれわれの力で完成させていくことのできる確固とした科学技術力がもたらされた。 われわれの科学者たちが核融合に成功したことにより、新しいエネルギー開発に向けた突破口が確実に開かれ、最先端科学技術の発展では新たな境地が開拓された。 太陽節(金日成主席の生誕日、4月15日)を迎える意義深い時期にわれわれの科学者たちが収めたこの貴重な成果は、強盛大国建設にまい進するわが軍隊と人民に大きな信心と鼓舞を与えている。 【核融合】水素、リチウムなどのような軽い原子の核が核反応で結合し、より重い核になる現象。このとき放出される大きなエネルギーを電力に変える研究がロシア、米国、日本などで行われている。1991年、欧州連合(EU)が初めて電力生産に成功した。日本では2050年頃の実用をめざすプランも出されている。 [朝鮮新報 2010.5.17] |