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金日成総合大学の電子図書館 最先端情報サービス拠点に

電子図書館の内部 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 金日成総合大学の電子図書館が最先端の水準の教育・科学情報サービス拠点として整えられた。

 4月28日発朝鮮中央通信によると、総建築面積1万5千平方メートル、5階建ての電子図書館のデータベースの規模とサービス能力は世界屈指の水準である。

 図書館のデータベースには、金日成主席と金正日総書記の著作と主席、総書記、金正淑女史の革命歴史資料、社会科学と自然科学部門の図書、雑誌、論文、世界各国の科学技術図書や雑誌、抄録、特許資料、科学映画、科学技術特集をはじめ映像資料やプログラムなど全国的および世界的規模の膨大な資料が収められている。

 また、資料を電子図書、映像に変換する各種の最新式デジタル設備によって図書館のデータベースは限りなく増え続けることになる。

 電子図書館を中心に大学内の各所をブロードバンド通信網で結んだ情報ハイウェイが形成された。

 総合的で専門化されたサービスを提供できる学術的および物質・技術的土台が構築された電子図書館の閲覧ホールと情報サービスホール、マルチメディア閲覧室、総合講義室、学術交流室など数十の部屋に100余種数万台の最新式電子設備が設置された。

 朝鮮の独特な電子図書館サービスと管理・運営システムにより目録検索、図書および資料の閲覧、講義はもちろん、読者管理に至るまですべての運営を科学化、情報化できるようになった。

 最新式のステレオ音響システム、無線LANシステム、プロジェクターなどが備えられた図書館では、国際的な学術交流や科学討論、論文発表などを最も便利で理想的な環境で行える。

 最新設備で総合的に整えられた遠隔講義室が設けられ、大学はもちろん、国のどこからでもリアルタイムまたは録画で遠隔講義を受けられる。

 電子図書館には、老年の教授のための閲覧室が特別に設けられた。

 これに先立ち総書記は、新設された電子図書館を現地指導(12日発朝鮮中央通信)。閲覧室と遠隔講義室をはじめ図書館の内部を長時間にわたって見て回り、知識経済時代の要請にかなった現代的な図書館を立派に建設したことに大満足の意を表明した。

[朝鮮新報 2010.5.10]