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「高校無償化」 朝・日交渉担当大使が言及 「深刻な民族差別」

 朝鮮外務省の宋日昊朝・日国交正常化交渉担当大使は17日、平壌で共同通信の取材に対し、「無償化」の対象から朝鮮学校が除外されている問題について「在日朝鮮人生徒への過酷な心理的圧迫で、孤立感を与える深刻な民族差別だ」と指摘した。

 また、「一日も早く『無償化』が適用されることを期待したい」と述べた。この問題と関連し、労働新聞などのメディアがその適用を促す論評を掲載したことはあるが、外交当局者が立場を表明するのは今回が初めて。宋大使は、「無償化」と関連した朝鮮学校に対する日本政府の扱いは理解しがたいとしながら、「(現政権の対朝鮮政策は)自民党時代の非友好的な政策を踏襲し、さらに後退している」と指摘した。

 さらに、「無償化が実現すれば、政権が代わって(対朝鮮政策が)新しくなったと受け止め、こちらとしてもやるべきことをやる。期待を崩していない」と語った。

[朝鮮新報 2010.4.23]