朝鮮中央通信によると、新しく建設された金日成総合大学の電子図書館が竣工した。

　電子図書館は、いくつかの閲覧ホールと情報サービスホール、コンピューター教育室、遠隔講義室、マルチメディア閲覧室、総合講義室、学術交流室、情報技術研究室などを備え、各種の最新式電子設備で装備されている。

　目録検索から図書・資料の閲覧、講義に至るまで、コンピューターとネットワークシステムによってすべて運営される。

　電子図書館が建設されたことで大学は、全国の社会科学および基礎科学の遠隔教育と情報サービス中心拠点の役割を果たせるようになった。

　竣工式が１４日に行われた。

　最高人民会議常任委員会の金永南委員長、金英逸総理、朝鮮労働党の崔泰福、金己男書記らと関係者、大学の教職員・学生、軍人建設者が参加した。

　金永南委員長が竣工の辞を述べ、軍人建設者がわずか９カ月という短期間に現代的な電子図書館を完工したと評価した。

　参加者は電子図書館を見て回った。

　竣工式に先立ち同図書館を現地指導（１２日発朝鮮中央通信）した金正日総書記は、知識経済時代の要請にかなった現代的な図書館を立派に建設したことに満足の意を表明した。（朝鮮通信）

［朝鮮新報 2010.4.23］