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各道の「三日浦」式食料工場、地方の特産原材料で生産開始

 7日発朝鮮中央通信は、各道に「三日浦」式の特産物総合食料工場が建設され、生産を開始したと伝えた。

 平壌市にある「三日浦特産物工場」は、自国の原料に基づいて特産の食料品加工の工業化を最高の水準で実現した総合食料工場だ。

 同通信によると、黄海北道の正方山総合食料工場では地元の豊富な農産物と山菜、木の実を主な原料にしたトウモロコシ麺、サツマイモもちなどの主食と乾燥させた特産品の農産物、漬菜をはじめ副食物を生産している。

 平安南道の栢松総合食料工場では麺、食肉、茶などを生産する現代的な工程が整えられた。

 両江道恵山市に建設された青峰総合食料工場ではジャガイモ麺、ブルーベリーゼリーをはじめ北部高山地帯の趣を色濃く漂わせた加工品が生産されている。これらは、道内の人民と白頭山を訪れる人たちに販売されている。

 慈江道の将子山総合食料工場、咸鏡北道の輸城川総合食料工場、平安北道の鴨緑江総合食料工場では、都市の住民が地方の自然の香りを味わえる特産品の生産に力を入れている。

 江原道の松涛園総合食料工場、咸鏡南道の白雲山総合食料工場、黄海南道の首陽山総合食料工場で生産された食品の中では東西海の豊かな水産資源を用いた発酵飲料、刺身が注目されている。

 各道の総合食料工場ではドングリ酒、ナナカマド酒、サンザシ酒、シイタケ酒、百花酒など地元産の原料で特色を際立たせた酒類も生産している。

 各工場では、最新技術に基づいて乾物や生ものの包装、真空包装を円滑に実現することにより、食品の安全と衛生管理、供給で質的な改善を遂げられるようになった。

 工場に対する国家的・社会的な原材料の供給システムが整然と確立し、生産を正常化するための確固たる保証が整った。

 各道では木の実、山菜と特産の農産物、水産物など地元の原料を季節ごとに道を挙げて確保している。

 包装材や容器、商標も統一的に生産、供給するシステムが確立し食料加工品の質を画期的に高められるようになった。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2010.4.16]