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最高人民会議第12期第2回会議 生産活性化と経済現代化に重点

 朝鮮中央通信によると、最高人民会議第12期第2回会議が9日、平壌の万寿台議事堂で行われた。最高人民会議代議員が参加した。また、党および武力機関、政権機関、社会団体、省、中央機関の活動家、科学、教育、文化芸術、保健医療、出版報道の各部門の活動家がオブザーバーとして参加した。

 会議では、@内閣の2009年の活動状況と2010年の課題についてA2009年国家予算執行の決算と2010年国家予算についてB最高人民会議の法令「朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法の一部条文を修正することについて」を採択することについてC組織問題−が討議された。

 内閣総理の金英逸代議員は第1議題に関する報告で、昨年、全国のすべての人民の精神力と生産潜在力が総動員されたことで工業総生産額が2008年に比べてはるかに成長したと明らかにした。

 また、今年、もう一度軽工業と農業に拍車をかけて生活必需品と穀物の生産を飛躍的に増やし、電力、石炭、鉄鋼材の増産と鉄道輸送量の拡大によって、全般的生産を活性化する一方、人民経済の技術更新、現代化を促すことに重点を置き、大高揚のたたかいを力強く組織、展開していくことについて強調した。

 内閣副総理兼財政相の朴寿吉代議員は第2議案に関する報告で、昨年、国家予算の歳入は1.7%超過し、歳出は99.8%執行されたと述べた。

 また、今年は昨年比で国家予算の歳入計画は6.3%、歳出計画は8.3%おのおの増えることになると述べた。

 会議で各討論者は、昨年の内閣の活動状況と国家予算執行が正確に総括、決算されると同時に、今年の課題が明確に提起され、国家予算が正しく編成されたと指摘、これに全面的な支持と賛同を表した。

 そして、朝鮮労働党創建65周年を迎える今年に、国の政治的・軍事的威力を高め、人民生活で決定的な転換を遂げるという党の意図と構想を実現していく決意を表明した。

 会議では、最高人民会議決定「内閣の活動報告と2009年国家予算執行の決算を承認することについて」、最高人民会議法令「2010年国家予算について」と「社会主義憲法の一部条文を修正することについて」が採択された。

 会議では、最高人民会議常任委員会の書記長に辺英立代議員が補選され、最高検察所の所長にチャン・ビョンギュ代議員が任命された。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2010.4.14]