top_rogo.gif (16396 bytes)

カボチャの天然酵素で健康食品

 朝鮮で各地方の特産物を健康食品の製造に利用する事業が積極的に推進されている。特産物の産地と研究現場の間で協力がさらに緊密になっている。

 実例として平安南道の檜倉基礎食品工場は平壌子供栄養食料品研究所との協力のもと、カボチャの粉などカボチャを利用した各種健康食品の生産に着手した。

 この工場でカボチャを利用した機能性健康食品を作るようになったのは、この地域が国内でカボチャの産地として有名であるからである。

 平壌子供栄養食料品研究所では、カボチャに入っている天然酵素を利用した様々な機能性健康食品の製造法を完成させた。

 リム・ヨンオク研究士(33)によれば、カボチャの加工品は子供たちの成長と発育、老人の老化防止に効果があることから、注目を集めているという。

 研究所では脳髄組織の活性化などで効果が大きなギャバが含まれた発酵豆、クロレラ、乳酸飲料の開発にも注力している。

 リム研究士は檜倉基礎食品工場で特別な生産設備を設けなくてもカボチャ加工品を生産できたと言いながら、今後は国内のすべての基礎食品工場にこの技術を導入していく計画だと話す。【平壌支局】

[朝鮮新報 2010.4.12]