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IPU総会で朝鮮代表 「朝米敵対関係の終息を」

 最高人民会議代表団団長の洪善玉最高人民会議副議長は3月31日、タイで開かれた列国議会同盟(IPU)第122回総会で演説し、現在、朝鮮半島の平和と安全保障で提起される根本の問題は朝米の敵対関係を終息させることであると強調した。洪副議長は、米国の核の脅威から自主権と生存権を守るためにやむをえず核の保有を選ばなければならなかった朝鮮にとって、平和と安全保障問題は死活問題として提起されていると述べ、次のように指摘した。

 不信が根付く朝米の敵対関係を終息させる活路は、朝米間に平和協定を締結して信頼関係を築くところにある。朝米間の信頼欠如は、朝鮮の平和的な衛星打ち上げを「ミサイル発射」として問題視し、制裁まで発動して自主権侵害を生じさせ、結局、核実験という自衛的対応を生んだ。

 対話と協議を通じて朝鮮半島の非核化を実現しようとするわれわれの立場は一貫している。

 世界の良心的な国会議員が朝鮮半島に醸成された現況を正しく認識し、国の統一と地域の平和と安全、自主的発展と繁栄を遂げるための朝鮮人民のたたかいを引き続き支援するものと確信する。

[朝鮮新報 2010.4.12]