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ア太委 「観光の再開阻むなら契約破棄」

 朝鮮アジア太平洋平和委員会(ア太委)スポークスマンは4日、談話を発表し、「反統一・保守勢力によって南の同胞の観光の道が閉ざされてはならない」「世界的な観光の名勝をいつまでも放置しておくことはできない」としながら、「3月から開城地区観光、4月からは金剛山観光の扉を開くということを厳かに宣明する」と強調した。また、「南朝鮮当局が言い掛かりをつけて観光の道を引き続き阻む場合、われわれはやむをえず、特別な措置を講じざるをえなくなる」と指摘。その措置には、「南側に特恵として与えた観光事業に関するすべての合意と契約の破棄、観光地域内の南側不動産の凍結などの問題が含まれる」と付け加えた。

 2月8日に開城で行われた金剛山と開城地区の観光再開のための北南実務接触で、南側は、すでに解決された金剛山観光客事件に対する真相究明、再発防止、身辺安全の保障を「3大条件」にかかげ、これが解決しないかぎり観光再開は困難だとしながら観光再開を阻もうとした。談話は、南朝鮮当局が反北核騒動と「制裁」謀略策動に金剛山・開城地区観光の再開問題を利用しようとしている状況下において、南側当局と百回対座したところで観光再開問題が妥結されないということは火を見るよりも明らかであると指摘し、朝鮮が当局レベルで保証できるものはすべて保証した以上、南側当局とこれ以上対座する必要もなくなったと強調した。

[朝鮮新報 2010.3.8]