top_rogo.gif (16396 bytes)

金正日総書記 王家瑞部長と会見

胡錦濤主席の口頭親書伝達

王家瑞部長から贈り物の説明を受ける金正日総書記 [朝鮮中央通信=朝鮮通信]

 金正日総書記は8日、訪朝中の王家瑞部長を団長とする中国共産党対外連絡部代表団と会見した。

 朝鮮中央通信によると、王部長は席上、総書記に寄せられた中国共産党総書記である胡錦濤国家主席の口頭親書を伝え、代表団が準備した贈り物を贈った。

 金正日総書記はこれに謝意を表し、胡錦濤主席へのあいさつを伝えた後、王部長と温かく友好的な談話を交わした。

 金正日総書記は続いて、一行のために夕食会を催した。夕食会は、和気あいあいとした雰囲気の中で行われた。

 会見には朝鮮労働党の金永日、金養建両部長と劉暁明駐朝中国大使が同席した。

 一方、中国国営の新華社通信は会見での金正日総書記の発言と胡錦濤主席の口頭親書の内容を伝えた。

 同通信によると、総書記は朝鮮半島の非核化を実現しようとする朝鮮側の一貫した立場を強調するとともに、6者会談再開のために傾ける関係各国の誠意ある努力が大事だと述べた。

 胡錦濤主席は口頭親書で、中国共産党と政府は中朝関係を非常に重視していると強調し、伝統的な友好をより深め実務的な協力を強化することを望むと述べた。

 さらに、朝鮮半島の核問題を適切に処理し、朝鮮半島と東北アジアの平和と安定を守るべきだとし、これに向けて中国は朝鮮とともに努力し、共同の発展を促進することを希望すると述べた。また、金正日総書記が便利な時期に中国を訪問することを提起した。

 総書記は胡錦濤主席と中国人民に新年のあいさつを伝えた後、朝中外交関係樹立60周年にあたる昨年に各種の行事を通じて両国間の友好が再確認されたと指摘した。そして、非常に良好な両国関係をより緊密に発展させていくことを望むと述べた。

 総書記は朝鮮の国内経済の現状にも言及。経済は全体的によい方向で発展しており、過去数年間の努力の結果、金属、機械、鉱業などの分野で生産が活発になっていると述べた。

 新華社通信によると、今回の会見は咸鏡南道の咸興市で行われた。

 王家瑞部長の訪朝は2004年1月、05年2月、08年1月、09年1月に続いて今回で5回目。総書記はいずれの機会にも王部長と会見している。

朝鮮労働党国際部と会談

 一方、朝鮮労働党中央委員会国際部代表団と中国共産党中央委員会対外連絡部代表団との会談が7日、平壌で行われた。

 会談には、朝鮮側から金永日部長をはじめとする国際部の関係者が、中国側からは王家瑞部長を団長とする対外連絡部代表団のメンバーと劉暁明大使が参加した。

 会談で双方は互いの活動状況を報告し、両党と両国間の伝統的な親善、協力関係をいっそう強化、発展させる問題と相互の関心事となる問題について意見を交換した。

 8日には、朝鮮労働党中央委員会の崔泰福書記が万寿台議事堂で対外連絡部代表団と会った。

 席上、王家瑞部長は中朝両国間の関係を新たな高い段階へと発展させるために積極的に努力する意向を示した。

 対外連絡部代表団は6日、空路平壌に到着した。朝鮮労働党国際部は同日、中国側のために宴会を催した。

[朝鮮新報 2010.2.17]