top_rogo.gif (16396 bytes)

朝ロ友好条約10周年 駐朝ロシア大使館が宴会

 朝鮮とロシアとの間の友好・善隣および協力に関する条約締結10周年に際してワレリ・スヒニン駐朝ロシア大使が8日、宴会を催した。最高人民会議常任委員会の楊亨燮副委員長と弓錫雄外務次官、呉竜鉄貿易次官、朝鮮ロシア親善協会委員長である洪善玉対外文化連絡委員会副委員長、関係者が招かれた。

 スヒニン大使は演説で、今から10年前、新たな情勢に即してロ朝関係の発展のための基本文書が採択されたとし、両国の友好関係を強化するうえで大きく寄与したと述べた。また、ロシアのメドベージェフ大統領と朝鮮の金正日国防委員長は両国関係の発展に深い関心を払っていると強調した。

 楊亨燮副委員長は演説で、金正日総書記が駐朝ロシア大使をはじめ大使館の外交官らと共に歌劇「エフゲニー・オネーギン」を鑑賞したことは朝ロ関係が高い段階で発展していることを示していると強調した。

 同日、条約締結10周年に際して清津駐在ロシア総領事館でも宴会が催された。

駐ロ朝鮮大使館でも

 一方、ロシア駐在朝鮮大使館でも4日、宴会が催された。

 アレクセイ・ボロダフスキン次官をはじめロシア外務省の活動家が招かれ、ロシア駐在朝鮮大使と大使館員が参加した。

 宴会では、ボロダフキン外務次官と朝鮮大使が演説した。

【注】朝ロ友好・善隣および協力に関する条約は2000年2月9日に締結された。

 1991年のソ連崩壊後も朝鮮とロシアは旧ソ連時代の条約(61年に締結)に基づいた関係を維持してきた。

 しかし、冷戦終結など国際情勢の変化の中でロシアは95年に旧条約の破棄を通告。両国間に新しい条約の締結が求められていた。

 同条約の締結は、かつて東西冷戦という枠組みの中で東側同盟国だった朝鮮とロシアの関係を、冷戦終結後の新しい友好関係へと押し上げた。

[朝鮮新報 2010.2.12]