朝鮮中央通信 平和協定「今こそ最適な時期」 |
朝鮮中央通信は21日、「平和協定締結は冷戦の最後の遺物を清算するための世紀的決断」と題した記事で、平和協定の締結は朝鮮半島で軍事的対決と戦争の危険を除去して強固な平和を保障するための根本的なカギであると指摘した。そして、今こそ、停戦協定を平和協定に替えるべき最も適切な時期だと主張した。 同通信は、「当事者が互いに武力で対峙している交戦状態では、いつまでたっても相手側に対する不信を解消することはできないし、どんな問題の解決も期待できない」と述べ、「平和協定の締結は信頼醸成のスタートであり、その発展の過程で朝米双方の不信を解消して相互尊重と平等の関係を築く契機になる」「信頼保障問題こそ、停戦協定を平和協定に替えなければならない主な根拠となる」と強調した。 同通信は、米国がこれまで幾度も朝鮮に対する軍事的威嚇や侵略をしないという立場を公式に表明し、平和協定締結の用意も明らかにしたことについて言及し、「米国が真に朝鮮と平和的に共存する意思があり、朝鮮半島の平和を望むのであれば、現停戦協定に代わる平和協定の締結に踏み出せない何の理由もない」と米国側の決断を求めた。 また、「平和と発展、安全が基本テーマになる21世紀の世界的な政治、経済、軍事活動の最重要拠点であるアジア太平洋地域に一触即発の恒常的な戦争の要因が存在するのは、時代の発展の基本的な流れに合致しないし、誰にとっても有益ではない」と指摘した。 さらには、こんにち、世界は対決ではなく和解と協力、発展が基本の流れになっている歴史発展の新たな転換期を迎えていると指摘した。 [朝鮮新報 2010.1.27] |