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労働新聞 日本の唯一の活路は過去清算

 20日付の労働新聞は署名入りの論説で、日本は過去をきれいに清算し、新しい出発の道へ一日も早く踏み出すべきであると主張した。

 同紙は、20世紀の前半期、人類に甚大な罪を犯した日本にとって、過去の清算よりも重要で差し迫った問題はないと指摘した。

 そして、罪過に対する責任を認めて、被害者に謝罪し、賠償することは、法的に見ても道徳的に見ても当然のことだと主張した。

 同紙は、国際的な大勢からも、日本は過去の清算をこれ以上後回しにしてはならないとしながら、過去の過ちについて責任を感じ、被害者に謝罪し、賠償するのは国際関係で一つの流れになっていると指摘した。そのうえで、過去清算は、日本自身が国際社会の堂々たる一員になるためにも必要なことだと強調した。

 また、第2次世界大戦の終息とともに国連憲章により国際的に「敵国」と公認されている日本がその汚名をこんにちもすすげないでいることに触れ、過去の清算をきちんと行ってこそ、日本は他国との友好関係を発展させることができると述べた。

 同紙は、国家間の協力と交流が活発に行われているこんにち、日本が過去の清算を回避するのは孤立と破滅の道であると述べた。日本が罪の意識から抜け出せる唯一の活路は、自らが犯した過ちを率直に認めて清算することだとしながら、国際社会の一構成員として堂々たる存在になれるかどうかは、日本の態度にかかっていると指摘した。

[朝鮮新報 2010.1.22]