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軍事実務会談北側団長 「反北ビラ散布に厳罰措置を」

 北南軍事実務会談の北側団長は、南朝鮮当局が北側を中傷し、同族間の不信と対決を鼓吹する反北ビラを散布していることに関連して13日、南側軍当局に通知文を送った。

 通知文は、北側団長が昨年10月31日、日々拡大するビラ散布に対して必要な収拾策を講じないなら北南関係に予想外の否定的な結果を招きかねないと南側当局に警告したことに言及。この警告にもかかわらず、南側当局が年末年始、北側の金化郡(江原道)一帯と長豊郡(開城市)一帯、金剛山観光地区などに風船を用いてビラを散布したことを問題視した。

 とくに、極右保守団体で構成された「対北ビラ散布国民連合」が1月1日、京畿道坡州市の臨津閣から数十万枚のビラを北側に飛ばしたことを非難した。

 北側団長は、「北南関係の改善がいくら大事であっても、首脳部の権威と社会主義祖国の尊厳を害する問題については少しも許さない」とする北側の立場を強調した。

 そのうえで、南側当局に対して、ビラ散布行為が6.15共同宣言と10.4宣言を露骨に破棄する行為であり、時代の要請と民族の志向に逆行する罪であることを認め、このような行為を働いた極右保守団体を即時解散し、主犯を厳罰に処する措置を講じるべきだと主張した。

[朝鮮新報 2010.1.18]