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NPO法人「ウリハッキョ」で第2期奨学生を募集 人材育成を財政的にサポート

1期生から感謝の声、「これほど心強い制度はない」

 NPO法人「ウリハッキョ」(HP=http://www.uh-npo.org/home/、金勝一理事長)で、第2期(2010年度)奨学生を募集している。

 「ウリハッキョ」は、在日同胞社会と民族に貢献する人材育成を財政的にサポートするために、青商会のメンバーが中心となり2008年7月1日に発足。「ウリハッキョ」という名称には、子どもたちの未来のために、豊かな同胞社会を築く人材を育成する「場」、即ち同法人が「ウリハッキョ」そのものでありたいとの想いが込められてる。

 第2期では、第1期に続き「在日同胞弁護士育成事業」が実施される。在日同胞社会の次世代を担う世代が同胞社会の発展に寄与し、同胞に信頼される法律家となるよう積極的に支援することが目的だ。在日同胞で、2010年度法科大学院入学予定者及び、2010年度現在、法科大学院に在学する者が対象。応募期間は2010年7月23日まで。

 第1期では、審査の結果12名(年間48万円・1人、年間24万円6人、特別奨学金10万円・5人)に奨学金を給付した。

 第1期奨学生からは、「『弁護士を目指している在日同胞学生』というただそれだけをもって受け入れてくれる奨学金制度は、世の中のどこを探してみても存在しない。新司法試験受験生にとって、これほど心強い制度はない」という感謝の声と、「弁護士育成基金を通じて、同胞社会が弁護士を育てる。その弁護士が今度は同胞社会のために尽力する。そのような未来を紡ぎ出すために、新司法試験受験生を支援し、その結果を待ち望んで下さっているのだと思う」「豊かな同胞社会の実現を目指す同胞の熱い志によって集められたお金だと思う。そのような大切な奨学金の第1期奨学生として、必ず、新司法試験に合格し、同胞たちの思いに答えられるよう、勉学に励んでいきたい」という決意が、同法人に寄せられた。

 当面は弁護士育成が主たる事業となるが、「ウリハッキョ」の趣旨に沿った幅広い支援活動を展開していく予定だ。

 「ウリハッキョ」の主な財源は会員たちの会費。「ウリハッキョ」ではより多くの会員と賛同者を募っている。

 連絡先=NPO法人ウリハッキョ事務局(〒110−0005東京都台東区上野7−2−6・3F、電話03−3844−1998、FAX03−3844−1917)

[朝鮮新報 2010.6.26]