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子育て支援金 各地で伝達 保育班から3年間支給

「立派な朝鮮人に育てたい」

各地の学校で支援金が手渡された(写真は東京第6初級)

 朝鮮学校幼稚園の保育班に入園した園児を持つ家庭を対象にした子育て支援金が支給された。

 支援金は、若い世代の同胞家庭を支援するため、総連中央が保育班に通う園児を持つ家庭を対象に、年間2万5千円を初級部進学までの3年間支給する制度。2008年度から実施されている。

 支援金を受け取った保護者たちは「ありがたい制度だ」「子どもを立派な朝鮮人として育てることで恩返ししたい」などと感想を述べた。

 滋賀朝鮮初級学校では4月29日、授業参観に続いて伝達式が行われた。10人の対象児童とその保護者らに支援金が伝達された。

 あるアボジは「経済状況が厳しい中、昨年に続き支援金を受けられ、とてもうれしい。学校事業を積極的に支援していきたい」と感謝していた。

 幼稚園の金隆泰主任は「多くの子どもたちが支援金をもらえるようになり、教員としてうれしく誇りに思う。幼稚園のためにいっそう力を尽くしたい」と述べた。

 長野朝鮮初中級学校では5月1日、体育館で伝達式が行われた。13人の園児とその保護者に支援金が伝達された。

 今年度から子どもを同校の幼稚園に送り、初めて支援金の給付を受けた李寿香さんは「本当にありがたい。これからも朝鮮学校に子どもを送るのに大きな励みになる」と述べた。

 3年目の受給となる山口朝鮮初中級学校のあるオモニは「子どもたちが民族教育への第一歩を踏み出す幼稚園を発展させるうえで大変良い制度だと思う」と述べた。

 4月から東京朝鮮第6初級学校幼稚園に子どもを送り始めたあるオモニは、「このような制度があることを初めて知り、うれしい。子どもを立派な朝鮮人に育てるために有効に活用したい」と述べた。

[朝鮮新報 2010.6.4]