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福岡初級創立50周年 「教育月間」 さまざまな活動

学校を訪れ授業や保育を参観した日本人士、同胞たち(4月25日)
旧校舎跡地などを巡り学校の歴史を学んだ生徒たち(4月10日)

 福岡朝鮮初級学校では、創立50周年を迎えた4月を「民族教育の集中月間」に定め、さまざまな活動が行われた。

 創立記念日の4月10日には、同校生徒、園児と同胞、卒業生らが大浜(博多区石城町、1960〜62年)と金平(東区馬出、62〜74年)の旧校舎跡地などを散策し、卒業生や教員の解説を聞き学校の50年の歴史を振り返った。

 同胞行事が行われていた貝塚公園で記念撮影した一行は、生徒たちが通学に利用する西鉄電車に乗って学校(東区和白)に戻った。卒業生たちは、車窓から広がる懐かしい景色を眺めながら思い出に浸った。

 昨年発足した学校創立50周年記念事業実行委員会は、同胞ボウリング大会、顧問慰労会に続くイベントとして、「オープンスクール&教育セミナー」を学校で開催した。

 国会、県議会、市議会議員、朝鮮学校を支援する市民団体メンバー、日本の学校関係者ら30人が招かれ、129人の同胞、保護者が参加した。教育の質、生徒や園児たちの学ぶ意識が高いと感心していた。懇親会では、日本人士らがアボジ会、オモニ会、青商会の関係者、教職員らとともに七輪を囲んで焼肉に舌鼓を打ちながら意見交換し、それぞれの思いや感想を語った。

 同実行委は、同胞、卒業生らに記念事業への賛同を呼びかけている。

 入学式では、オモニ会をはじめとする同胞、学父母、卒業生の寄付で購入された新しいスクールバスが学校に寄贈された。青商会と朝青は新入生と新入園児に制服とかばんを贈呈した。

 記念事業関連行事としては、大運動会(6月6日)、大納涼祭(8月28日)、記念祝典(10月24日)などが行われる。【福岡初級】

[朝鮮新報 2010.5.24]