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大阪朝高入学式 アントニオ猪木氏出席

生徒、保護者らを激励

生徒らと歓談するアントニオ猪木氏(左)

 5日に行われた大阪朝鮮高級学校入学式に「特別ゲスト」が参加した。元プロレスラー、元参議院議員の実業家、アントニオ猪木(本名=猪木寛至)氏が「事前予告」なしに突然現れ、生徒、教職員、保護者らを激励した。

 大阪朝鮮文化会館で行われた入学式には、朝鮮教育省から送られてきた祝電が紹介され、総連大阪府本部の夫永旭委員長、同校の金允善校長があいさつし、新入生代表が決意を述べた。

 サプライズは入学式がほぼ終わるころに起こった。猪木氏の登場に、生徒、保護者らは歓声と拍手を送った。

 「元気ですかー! 元気があれば何でもできる!」

 「1、2、3、ダー!!」

 猪木氏の力強いかけ声に、生徒らは熱烈に応えた。

 登壇した猪木氏は、過去数回の訪朝経験について述べながら、実際の朝鮮のイメージとはかけ離れた報道が日本のメディアを通じて流れているなどの問題点について指摘。「百聞は一見にしかず」と述べ、今後、日本と朝鮮の交流を促進するための環境が整備されていくことで国民同士が理解しあえると、その重要性について語った。

 両国の友好親善のために情熱を注ぐ猪木氏の姿に、生徒らは大きな活力を得ていた。また、保護者らは朝鮮学校をよりよく発展させていく決意を新たにしていた。

[朝鮮新報 2010.4.7]