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「高校無償化」 大阪府オモニ連絡会が緊急集会

朝鮮学校への「無償化」適用を 「運動、自分たちの力で」

朝鮮学校への「無償化」適用を訴える集会参加者たち

 大阪府オモニ連絡会が主催する「朝鮮学校『無償化』要求! 大阪オモニたちの緊急集会」が3月30日、大阪市の天王寺区民センターで行われ、子どもを朝鮮学校に送るオモニたちと日本市民ら300余人が参加した。

 集会ではまず女性同盟大阪府本部の高蓮玉委員長が、朝高のオモニ会をはじめとした各学校のオモニたち、女性同盟関係者を含む同胞女性たちが「無償化」除外問題が表面化してからすぐに要請活動や街頭宣伝、反対集会などを連日のように行ったと報告。自分のことよりも学校のことを思うオモニたちが力を合わせてたたかえば、必ず「無償化」適用を実現させることができると述べた。

 集会では、民主党と文部科学省への要請活動に参加した日本女性と朝高のオモニたちが紹介され、連絡会名義で鳩山首相と川端文部科学大臣あてに送った要請書が読み上げられた。

 集会に参加した李豊海さん(大阪朝高生)は「なぜ『無償化』制度から除外されるのか」と憤りをぶつけながら、多くの日本市民から学校に激励、応援メール、署名用紙が送られてきており、元気づけられていると述べ、「朝高生はこれからも負けずにたたかっていく」と力強く述べた。

 東京まで出向いて要請活動を行った同胞女性たちを応援したいとの一心でこの日の集会に参加した康静姫さん(79)は「『無償化』除外の報道を聞いて、あまりにも悔しくて、涙を流す高齢同胞たちがとても多い。私たちが町内会で署名運動をしていると、街の人たちは『本当に申し訳ない』と応じてくれた」と語った。

 1948年の「4.24教育闘争」に参加した康さんは、政治家らが公然と民族差別を口にする現状を憂いながら、「日本当局の本質は、4.24当時から変わっていない。団結の力を誇示し、最後までたたかっていこう」と訴えた。

「高校無償化」 大阪府オモニ連絡会と日本市民が要請

[朝鮮新報 2010.4.5]