「高校無償化」 朝鮮学園理事長ら要望書提出 「4月から無償化適用を」 |
朝大生らも1万300人分の署名提出
各地の朝鮮学園理事長5人と朝鮮大学校の学生代表らが23日、東京・永田町の衆議院第2議員会館で文部科学省の職員らと面会し、朝鮮学校を「高校無償化」の対象に含めるよう要請した。 席上、東京朝鮮学園の金順彦理事長は、全国学校法人朝鮮学園理事長一同名義の川端文部科学大臣あての要望書を読み上げ、対応した文科省職員に手渡した。 要望書は、衆議院文部科学委員らも確認した朝鮮学校の運営と教育内容の透明性、日本の高等学校とともに参加するスポーツ、文化大会などにおける生徒たちの活躍、生徒たちの日本の大学への進学実績などを挙げながら、「朝鮮高級学校が高等学校に類する課程を有するかどうかを公式に確認することは容易だ」と強調。「4月の制度開始から、他の外国人学校と同様に差別なく、朝鮮高級学校にも『高校無償化』が適用されるよう政省令で保障すること」を求めた。 朝鮮大学校学生らは、朝鮮高級学校出身者として力を合わせ立ち上がり街頭などで集めた1万300余人分の署名を提出。朝鮮学校だけが差別され「無償化」対象から外されることがないよう強く求めた。 要望書と署名を受け取った文科省初等中等教育局初等中等教育企画課教育制度改革室長は、責任をもって政務3役に伝えると応じた。 [朝鮮新報 2010.3.26] |