神戸朝高の金美香さんが作文を朗読 |
「自分たちの存在知ってもらいたい」 神戸朝鮮高級学校の金美香さん(3年)が14日、兵庫県小野市立小野小学校で行われた「第15回兵庫県在日外国人教育研究集会−民族名(本名)で学べ、ともに生活できる学校・社会を作ろう!−」兼「第14回北播磨地区在日外国人教育講座」に参加。昨年行われた第14回「ちがうことこそすばらしい! 子ども作文コンクール」で入賞した作品「知っていますか?」を朗読した(写真)。 同作品は、朝鮮人という理由だけで暴言を吐かれ、深く傷ついた本人の経験をもとに書かれたもので、日本の人々に在日朝鮮人への理解を深めてほしいという主張が込められている。 金さんの朗読を聞いた兵庫県在日外国人教育研究協議会の山本英孝副会長は、「毎年行っている行事だが、今回はいつになく力強さを感じることができた。私たちがもっとがんばっていかなければならないと思わせてくれる作品だった」と感想を述べた。 金美香さんは、「日本の人たちの前で話す機会がないのでとても緊張したが、より多くの人に自分の思いが少しでも伝わっていると思うとうれしい。自分たちの存在を知ってもらうためには、自分がまず動かなければならないと感じた」と話した。【神戸朝高】 [朝鮮新報 2010.2.22] |