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「サランの募金運動」 支部、分会で慰問活動 温かい同胞愛で激励

 一人暮らしの同胞高齢者や、闘病中の同胞、自然災害を受けた同胞らを支援する目的で行われてきた「サランの募金運動」が15日に終了した。現在、総連の各機関では、対象となる同胞へ慰問金や慰問品を渡すために訪問活動を行っている。

若い分会長らが慰問

 若い世代の分会長たちが、同胞社会の温もりを伝えるために、1世をはじめ、対象となる同胞の自宅を一軒ずつ訪れ、慰問金を手渡している。

 総連兵庫・灘支部の東灘分会では、魏聖治分会長(46)が15日、一人暮らしの林又連さん(78)の自宅を訪れ、同胞の真心の込もった慰問金を渡した。

 分会長は、「今の私たちがあるのは、幾多の苦労を乗り越えながら、異国の地で愛族愛国運動を展開してきた1世の功績があったから」と話し、林さんのますますの健康と長寿を祈念した。

 慰問金を受け取った林さんは、「分会が毎年こうして慰労に訪れ、慰問金まで手渡してくれることが、本当にありがたい。若い分会長なので安心だ。温かい地域同胞社会を築いてくれれば」と話した。

 総連千葉・千葉支部中央分会の尹泰俊分会長(44)は、障がいを抱えながら地域に暮らす金潤樹さん(23)の自宅を訪問し慰問金を手渡した。

 青商会時代から、障がいを抱える同胞家族を支援する活動を行ってきた尹分会長は、金さんを身近で支えることを当然のことと思っている。

 金さんの母・李竜子さん(55)は「息子を同胞社会の一員として、支えてくれる分会長に深く感謝している。朝鮮大学校学生らのボランティア活動によって、同胞サークル『Tutti』にも参加するようになった。同胞社会のおかげで、息子もさびしくないと思う」と話した。

被爆同胞家庭を訪問

 総連広島北支部の呂世珍委員長(45)は9日、地域に一人で暮らす尹章燮さん(90)を訪ねて慰問した。

 日帝植民地時代、強制的に日本へ連れてこられた尹さんは、25歳のときに広島市内で被爆。これまで多くの苦難を経験してきた。

 この日、尹さんは呂委員長に訪ねてきてくれて本当にありがたいと話し、「『韓国併合』100年になる現在に至っても、日本当局による過去清算が行われていないことに憤っている。必ず、賠償されなければならない」と述べた。

 呂委員長は、週に3度、総連が運営するデイサービスセンターに通いながら同胞たちとの交流を深めている尹さんに、「これからもデイサービスセンターに通えるよう体には十分気をつけ、長生きしてください」と話した。

 「サランの募金運動」と関連したこうした慰問活動は、年末年始も行われる予定だ。

元ハンセン病患者を慰問

元ハンセン病患者の同胞に慰問品を手渡す代表ら(西東京)

 総連西東京本部の蘇汶Q副委員長と東部支部委員長、朝青と女性同盟、青商会の代表らが15日、国立療養所多磨全生園を訪れ、「サランの募金運動」で得た募金額の一部を慰問品にして元ハンセン病患者の同胞に手渡した。

 用意された慰問品は、女性同盟が手作りしたキムチ20キロと柚子蜜40キロ。西東京朝鮮第1初中級学校、西東京朝鮮第2初級学校の生徒らが同胞患者たちに宛てて書いた年賀状も一緒に手渡された。児童たちは、年賀状を送るにあたり、ハンセン病に対する社会的偏見に加え、朝鮮人という理由で2重、3重の差別を受けた同胞患者らの受難の歴史について学んだという。

 朴守連さん(85)は、朝鮮語で書かれた年賀状を見ながら「私たちは忘れられていなかったんだね」と話した。「とても感慨深い。こんなに小さな子どもまで、私たちを思っていてくれるという事実がうれしい。過去には、同胞と一つのテーブルを囲んで話すなんて想像もできなかった。慰問品もうれしいが、何よりも、直接訪ねてきてくれたことが本当にありがたい」。

 総連西東京本部では、近年では3年に一度、施設を訪れ「サランの募金運動」で得た募金額の一部を慰問品にして元ハンセン病患者の同胞たちに手渡す一方で、同胞らとの歓談会なども行っている。(周)

[朝鮮新報 2010.12.22]