「ウリミレEXPO」 学生芸術公演「われらは未来の主人公」 |
民族の思い、歌と踊りで
東京朝鮮文化会館では、祝典行事の一環として学生芸術公演「われらは未来の主人公」が行われた。関東地方の初級部低学年の生徒たちと、幼稚園児らが歌と踊り、楽器演奏を披露した。 歌と踊り「大きくなったら何になろう」(東京第1幼稚班)、男声重唱「永遠に輝けウリハッキョ」(群馬初中)、合唱「バスに乗って電車に乗って」(出演者全員)など、学校生活の中で多くを学び、朝鮮人として堂々と生きていこうという思いが込められた演目は保護者、同胞たちから拍手喝采を浴びた。 栃木県小山市から来た孫和淑さん(35)は、子どもたちが舞台に立ち朝鮮の歌や踊りを披露する姿に感動したと話し、「今日の公演を通して、先代が守ってきた民族の心が4世、5世にも受け継がれていることを実感した。これからも同胞たちで力を合わせ、子どもたちが朝鮮人としてたくましく生きていける社会を築いていこう」と話した。 神奈川県横浜市から来た金峰鮮さん(42)は「在日同胞の活躍の場が広がっていく中で、世界の舞台で活躍するウリハッキョの卒業生たちが増えてきた。これからもそうした人材が増えていき、同胞社会がさらに活気づいてほしい」と述べた。 東京第1幼稚班の韓永心主任(31)は、多くの同胞の前で公演を披露することができて、園児たちも喜んでいるとし、「今回の祝典は、子どもたちが同胞社会の姿を思い描く良い機会になった」と述べた。 朝鮮高級学校に対する「高校無償化」適用を求める活動を行ってきた東京大学現代社会研究会の会員らは、この日初めて朝鮮学校を訪れた。 同会の飯島聡副代表(36)は、運動場や校内の教育環境がしっかり整っていることに感心したと話し、「祝典の雰囲気に圧倒された。在日朝鮮人が自分たちの力でこのような行事を行うことは素晴らしいことだ」と感想を述べた。 [朝鮮新報 2010.11.12] |