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「ウリミレEXPO」 若い世代が創る舞台 「明るい未来へ」

 在日同胞青年祝典「ウリミレEXPO」(主催=朝青、青商会、留学同、女性同盟)が7日、東京朝鮮中高級学校および東京朝鮮文化会館で行われた。

祝典開幕式で披露された同胞青年学生の公演

 総連中央の許宗萬責任副議長をはじめ、主催4団体による実行委員会共同委員長らが参加した祝典の会場は、関東甲信越地方の若い世代を中心に、各階層の同胞ら1万余人で埋め尽くされた。

 開場早々、「興マダン」「コッポンオリマダン」「フードマダン」と3つのマダン(場)は多くの人たちでにぎわっていた。

10人11脚競技で優勝した東京朝高3年5班の生徒たち

 「明るい(被馬澗)未来へ」をテーマに幕を上げた開幕式では、国旗掲揚に続き、実行委を代表して朝青中央の金チャドル委員長が開幕の辞を述べた。

 金委員長は、「若い世代は、繁栄する祖国と共に、先代が築き上げてきた伝統と業績を継承し、在日同胞社会と在日朝鮮人運動の新しい全盛期を、青年たちの力、青年たちの手で開拓していく決意である」と語った。

 朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議常任委員会から送られてきた祝電を総連中央の南昇祐副議長が朗読した。

 続いてメインステージでは、同胞青年学生ら220余人による合唱と舞踊などが披露され、朝鮮大学校の軽音楽団やジャグリング世界チャンピオンの金昌幸さんのパフォーマンス、文芸同東京の舞踊部員らによる踊り、朝大と留学同の学生らのプンムルノリなどが花を添えた。

1万余人の同胞で終始にぎわった在日同胞青年祝典

 「コッポンオリマダン」では、「ウリウリ! コッポンオリ!」のコンサートや巨大遊具、ビューティーセミナーなど幼児と若いオモニたちも楽しめるマダンとなった。

 「フードマダン」は、青商会を中心に、各地域から42店舗の出店が並び、参加者たちのにぎわいをいっそう盛り上げた。

 「興マダン」では、会場内に設置された「朝鮮パビリオン」と「青年パビリオン」が人気だった。日ごとに発展する「こんにちの朝鮮」の様子を見て触って体感でき、世界で活躍する同胞青年たちと触れ合う場も設けられた。

 また、同胞No.1を競う「T−1グランプリ」が開催された。学校対抗10人11脚や家族対抗歌合戦などが繰り広げられ、会場は熱気に包まれた。

 そのほか、大抽選会、WBA世界スーパー・バンタム級王者李冽理選手の紹介、お笑いライブなど多彩な企画が行われた。祝典の最後には、当日の会場の様子を収めた写真で作ったモザイクアートを背景に、朝鮮の歌に合わせ参加者たちの踊りの輪が広がり、大人数でつながった「統一列車」で幕を閉じた。

 参加者たちは、「同胞たちがたくさん集まる場は最高!」「力強い同胞社会像を描けた」「若者たちの気概はすばらしい」と口々に語った。

 若い世代が創ったマダンには、今後の同胞社会を担う青年たちの精神と気概がみなぎっていた。祝典は、「明るい未来」へとつながる、若い世代が主役となり、同胞社会を築いていくきっかけとなった。

[朝鮮新報 2010.11.12]